2019/12/31/23:50 僕は脈動する心臓を押し殺し、全裸にコート1枚羽織り外に出た。行先は街灯もない広い駐車場。砂利をゆっくりと踏む足は寒さと緊張で震えていた。23:55ついにコートをゆっくりと脱いだ。脈拍が急上昇し、呼吸は乱れる。それと同時に陰茎は硬く上を向き、外気にさらされた乳首は勃起している。
指に唾をつけ、乳首をいじる。「ああ、僕はなんて変態なんだ、大晦日の夜に野外で全裸。生きている…」
すかさず陰部をシゴく。喉は乾き、唾の分泌を促すことを許さない。
犬の真似をしてみる。全裸で砂利に寝そべり、その無機質な冷たさを感じる。ブリッジをしてみる。全ての行動に勃起を伴う。
カウントダウンが始まった。10、9、8… 過呼吸になる。7、6、5…勃起、勃起、乳首、勃起乳首… 4、3、2、1、0 射精 脈を打つ 全裸 マゾ…僕は生きている。全裸で新年を迎えた。野外で全裸になる事。それは生きている事を実感できる唯一の手段。
砂利に垂らした精液を舐めてみる。「美味しい…」僕は小さな声でそう漏らし、家路を急いだ。