職場から帰宅の途についていました。電車の中で吊革につかまっています。表情に出してはいませんが、心の中では悔しくて泣きそうになっていました。今日、部門のマネージャーのミスを被らされそうになったからです。絶対に私には非がないのに・・・いつも平然と他の誰かに責任をなすりつけようとしてくるあの人を許せませんでした。でも、私には社内における力がありません。(いつか絶対)(見返してやる)この程度の理不尽なことは、長く勤めていれば珍しいことではありませんでした。そんなことはわかっています。帰宅するやいなや、着替えていました。いわば、理性でコントロールされた範囲内での自暴自棄です。必要最低限のものだけを持って、また家を出ていました。原付スクーターで夜道を疾走します。「ヴィーーー」すでに20時をまわっていました。目的地を目指します。5月頃、あちこちの町でカフェ探しをしていたときに偶然目にしたスポットでした。到着してスクーターを駐輪します。万が一にも特定されるのが怖いので、あまり細かいことまでは書けません。郊外の住宅地の一角にある場所でした。こちら側と向こう側が、金網フェンスで完全に隔てられている立地の場所です。(暑っつ)もうこんな時間なのに、信じられないような湿度の高さでした。9月も半ばを過ぎたというのに、いまだに昼間は気温が35度にもなる毎日が続いています。周囲を見渡しました。こちら側は〇〇なので、まず人は現れません。実際、完全に無人でした。フェンスの向こう側は路地です。遊歩道の延長上に位置するような道でした。だから車両が通ることはありません。通行できるのは徒歩の人か、せいぜい自転車ぐらいです。(どきどきどき)待ちました。フェンスの金網に顔をくっつけるようにして、道の彼方をみつめます。誰の姿も見えませんでした。何年も前の記憶がよみがえります。かつて同じようなことをしたあのときに利用したのは、公園の金網フェンスでした。今日は公園ではありませんが、フェンスの上部には忍び返し(?)のようなものがついています。向こうから金網を乗り越えてこちら側に来ることは不可能でした。(どきどきどき)不意に100メートルぐらい向こうに人影が浮かびます。歩いてくる男性の姿が見えました。緊張に胸がしめつけられて、一瞬にして息が苦しくなります。はいていたスカートの中に手を突っ込んで、中の下着のパンツをふくらはぎまでおろしました。おしっこするような感じでその場にしゃがみこみます。やばい、来ちゃう・・・(どきどきどき)ああああ、来る・・・みるみるうちに近づいてきていました。完全に一発勝負です。20代ぐらいの男性でした。もう、すぐそこまで迫っています。『すっ、すっ、すっ』プレッシャーにからだが縮みあがって思わず気配を殺してしまう自分がいました。(だめだめだめ、むり)(やっぱりむり)金網の向こう・・・私の目の前を、(どきどきどき)通り過ぎていく男性・・・『すっ、すっ、すっ』
...省略されました。
また体験談が読めて嬉しいです。仕事では災難でしたね、私ならお酒に逃げるか、そいつを思い出してジムでミット打ちして脳内報復するか…我らの恭子さんによくも!と思いつつそいつのおかげで体験談にありつけているので恭子さんには申し訳ないですが完全に恨みきれないという…
金網シチュエーション、久しぶりに興奮しました。どこまで触らせるのかハラハラですね