日いちにちと、涼しさを感じられるようになってきましたね。
なんとなく、寂しさが身に染みてくる季節です。
私みたいな独身女は世間にいっぱいいるはずなのに・・・
他の人たちは、どのようにして気持ちを紛らわせているのかなぁ・・・
さっき、電車に乗って街に出てみました。
たいして大きくもない胸に、わざとサイズの大きなブラをつけてあります。
胸もとのゆるい、Uネックのニットを着ていました。
今日は、朝からずっと雨です。
それでも・・・
休日の繁華街は、かなりの人出がありました。
目星をつけたファーストフードのお店に入ります。
案の定、2Fへ上がるとほぼ満席状態でした。
瞬時にフロア全体を見渡します。
なるべく、ちょうどよさそうな相手・・・
(よし)
席を探すふりをして、さりげなくその人のほうに歩いていきました。
そして、
「すみません」
「ここ、よろしいですか?」
たまたまそこで足が止まったという感じで、相席をお願いしてみます。
「あ、はい」
「すみません、ありがとうございます」
にっこり微笑んで、お礼を言いました。
同じテーブルに私のトレイも置かせてもらって、向かい合うように腰かけます。
足もとの狭いスペースに、バッグを置きました。
それ以上の言葉を交わす必要はありません。
スマホを取り出して、SNSをするふりをしました。
私と同年代ぐらいに見える男性です。
こう言っては失礼ですが・・・
一目で『女にもてなさそう』に思えた外見の人を選んだつもりでした。
(見てる)
自惚れなんかじゃありません。
彼も、ずっとスマホをいじっていましたが・・・
向かい合っている私の顔を、チラチラ見ているのがわかります。
もちろん、まったく意識していないふりをしていました。
スマホに目を落としたまま、澄ました顔でコーヒーを飲んでみせます。
(こんなに人があふれているのに)
(私を見ているのは、この人ひとり・・・)
テーブルのはしに、わざと紙ナプキンを4~5枚重ねて置いてあります。
よそ見したまま取ろうとして、『うっかり』と下に落としてみせました。
無表情で、イスを横にずらす私・・・
前かがみになって、床に手を伸ばします。
彼の眼前で・・・
『偶然』にも、ぱっかりと口を開けてしまうUネックの首まわり・・・
相手の視線を感じていました。
びっくりするぐらい、私のおっぱいがまる見えのはずです。
胸から完全に浮いてしまったブラのカップ・・・
すべて計算どおりでした。
乳首も見えるようにしてあげながら、紙ナプキンを拾っていきます。
(ヤあん)
最後の1枚は、彼が代わりに拾ってくれました。
微笑み顔で受け取って、
「すみません」
何事もなかったかのようにトレイに載せます。
(どきどきどき)
元どおり、スマホに目を落としました。
さっき以上に、もっと顔を見られているのがわかります。
(ああん)
(恥ずかしい)
あくまでも、何も気づいていないふりをしていました。
スマホをいじりながら、平然とすごします。
(恥ずかしいよ)
あろうことか、乳首を披露してしまった『私』の顔を・・・
目の前のこの人の、記憶に刻み付けさせてあげました。
(もういちど見たい?)
(すごく見たいんでしょ?)
5分ぐらいかけて、コーヒーを飲み干します。
(私は、悪くない)
(偶然が、いたずらしてるだけ)
手帳を取り出そうと・・・
足もとに置いたままのバッグに、手を伸ばします。
(ああん、イヤ)
それこそ、『超』見られていました。
前かがみのままバッグの中を探る私の、だらんと開いたUネック・・・
またも目の前の彼『だけ』に、貧弱なおっぱいがまる見えです。
(ひいい)
(恥ずかしい)
ぱらぱらっと手帳を見て、立ち上がりました。
トレイを片づけようと、
(さようなら)
そのまま席を立つ私でした。
(PS)
今日のお昼ごろのことです。
私の乳首、あの人よろこんでくれたかな。