こんばんは。恭子です。年末年始に帰省できなかったこともあって、1月の3連休に実家に行ってきました。私の実家は、かなりの田舎です。周りに遊べるようなところは何もありません。いつものことなのですが、実家に戻るとやることがなくて退屈してしまいます。外では静かに雪が降る中、私は暇を持て余していました。部屋で退屈しているうちに・・・私の心の奥底に潜んでいる『もうひとりの自分』に誘惑されていました。誰かに見られる恥ずかしさ・・・(あの興奮に身を委ねたい)その思いはみるみる膨らんで、フラストレーションが募ってきます。頭をよぎるのは、昨夏に行った渓流沿いの露天温泉のことでした。見知らぬおじさんに裸の自分を覗かれたあのときの興奮は、今も鮮烈に記憶に刻みついています。(また行ってみたいな)でも、それは無理でした。雪道をあそこまで長距離ドライブするだけの自信はありません。ふと思いついたのは『銭湯』でした。実際に行ったことはないのですが、隣町に銭湯があることは昔から知っています。(銭湯なら。。。)かつて地方都市に住んでいたころの思い出がよみがえります。(もしかしたら、あのときみたいに。。。)番台があって、そこに男性が座ってたりしたら・・・田舎とはいえ、いまどき番台式の銭湯なんてまだあるでしょうか。可能性は低いと自分でも思っていました。それでも、無性に行ってみたくなってきます。だめもとでした。隣町ですから、車で行けばそんなに遠くありません。こうやって悶々としているぐらいなら、行ってみて諦めたほうがましです。お風呂に必要なもの一式を用意して、家の車に乗りこみました。エンジンをかけてスタートします。道路の両側は、ほんのり雪景色でした。隣町に行くだけとはいえ、慎重に運転します。運転しながら、ついつい内省的になっていました。(なんで、こんなことに夢中になっちゃうんだろう)自分で書いたら説得力がないことは百も承知のうえですが・・・私はこれでも、普段は本当に真面目なキャラクターなのです。臆病なほど慎重な性格で・・・周りの子たちのようにチャラチャラすることができず、いつも損してばかりいます。(こんなことしてちゃいけないって、わかってるのに)馬鹿な真似をして傷つくことになるのは、ほかでもない私自身でした。後々、自己嫌悪に苦しむことになるのも目に見えています。それでも引き返す気にはなれませんでした。大胆に振る舞えている瞬間の自分を想像すると、わくわくしてくるのです。果樹園の網に薄く被った雪が、白いベールのようです。目的の銭湯の建物が見えてきました。駐車場に車を入れます。荷物を持って、車から降りました。吹きつける冷たい風に、身が縮こまります。かじかんでくる手で、トートバッグを握っていました。戸を開けて、建物に入ります。(あ。。。)入ったとたんに、もう私の目論見は崩れてしまいました。(残念)思ったとおりです。やはり、ここの銭湯は番台式のつくりではありませんでした。『フロント式』とでも言えばイメージしていただけるでしょうか。まあ、せっかくだからお風呂には入っていこうと思いました。フロントのおじさんに料金を払います。私を見るおじさんの目は、よそ者の女を見定めているような感じでした。こんな田舎町の銭湯です。通ってくるのはいつも決まった常連の人たちばかりでしょうし・・・『見かけない顔だ』と、珍しがられたのかもしれません。女湯側ののれんをくぐって、中に入りました。いたって普通の、銭湯の脱衣所です。ミニロッカーに貴重品を入れて、鍵をしました。服を脱いで、棚の中の脱衣カゴに入れます。
...省略されました。