仕事の関係で、郊外まで行ったときのことです。昔にも何度か行ったことのある、ある会社を訪ねるために・・・その駅の改札を出た私は、そこから直結しているショッピングモールの中を歩いていました。(懐かしいな)5年ぶりぐらいでしょうか。普段は、まず来ることのない町です。テナントのお店も、以前とはだいぶん入れ替わっているようでした。平日の午前ですから、まだ人も閑散としています。今日は、上司の同行ではありません。ひとりっきりですから気楽でした。予定の時間より早く着きすぎないように、のんびり歩きます。ぶらぶらと店先をのぞきながら、建物の出口へと向かっていました。吹き抜けのような場所に、水着売り場が見えてきます。本来の店舗ではなくて、臨時的な特設売り場でした。これも、もう私の習性(?)なのでしょうか。さりげなく試着室の様子に目をやってしまいます。(あれ?・・・けっこういい)(できそうなつくり)見えたのは、わたし好み(?)の簡易的な試着室でした。配置も悪くありません。でも・・・(惜しい)たったひとりだけの店員さんが、女の子です。仕事中だし・・・別に今日はそんなことをしに来たわけじゃないけど・・・でも、ちょっとだけ残念でした。(惜しいなぁ)環境的には、いい条件なのに・・・ショッピングモールを出た私は、目的の会社へと向かいます。さっさと用件を済ませて、帰社しなければなりません。いろいろと差し支えるので、仕事の内容はここに書けません。用事をすべて終えた私は、駅への道を歩いて戻っていました。(暑い。。。)アスファルトが照り返しています。湿気の多い、うだるような暑さでした。(ちょっとだけ、お茶して行こう)ショッピングモールの建物が見えてきました。中に入ると、エアコンの涼しさに生き返った気分になります。さっき来るときに目にとまった水着売り場が近づいてきました。(あ・・・男の人がいる・・・)先ほど見かけた女の店員さんと談笑している男性がいます。手にボードのようなものを持って・・・ぱっと見の感じで、店舗を巡回しているマネージャーという雰囲気でした。30歳前後でしょうか。これといって特徴はありませんが、いかにも真面目そうな印象です。(惜しい)(本当に惜しい)そのとき・・・思いもよらないタイミングで、私に『幸運』が起こりました。その特設売り場の前まで来た私の目前で・・・ちょうど、ひとりの女性がその店に入ったのです。(あ・・・)女の子の店員が、つきっきりの接客を始めているのが見えていました。(これって)(もしかして、チャンス?)目の前の状況を、まだ自分でも信じられません。でも・・・私は、店の前で立ち止まっていました。(チャンスだ)(絶対チャンスだ)まさに、降ってわいたようなチャンスでした。(できる・・・できるかも・・・)本当に、今日はそんなことを考えていたわけじゃありません。
...省略されました。