なんだか、3人が来て、俺は超うれしかった。20代!!!っていうだけでかなりうれしかった。俺はそれから生まれ変わったようにはつらつと仕事をし、周囲からも少しずつ、認められてきたと思う。
例の3人は、黒のタイトスカート(ズボン)の上の白のブラウス(シャツ)、そして緑の蝶ネクタイと、緑のベストだった。俺だけなぜ黒なのかといえば社員だから。というのもその時、初めて知った。
それからまた、続々とバイトは入ってきて、結局、短時間のうちにバイトだけで12名くらいいる、やっと!!リゾートバイト!!!っていう形をなしてきたのだった。
そして俺は、社員の中では一番下っ端だけど、バイトの中では一番上。という立場に置かれた。毎日の業務の他、バイトの個人的な悩みとか、相談とかを聞いているうちに、毎日が過ぎていくのが早かった。
7月初旬になると、連日、お客さんも現れ、忙しい中にも充実した毎日だった。そしてなにより、ゴールデンウィークに採用した愛子。この愛子の成長がすごかった。最初はいちばんふてぶてしい態度で、(そのうち、飛ぶんじゃないかな)くらいにしか思ってなかった愛子だたが、もちまえの男勝りのリーダーシップで、バイトをバシバシを指示してしきるようになり、俺の片腕といってもいいくらいの存在になっていた。
愛子はいつも「あの客、マジ超ウザイ」とか「ったく、誰がやったんよこれ!!」とか「てめー、ちゃんとしよろ」等と、口は悪いが、仕事は本当にちゃんとやってくれた。
俺はそんなバイトリーダー格の愛子を特別扱いっていうわけじゃないけど、俺のほうからも業務の事でどういう風にすればスムーズにいくだろうか?等といった相談も持ち掛けるようになり、よく寮にあるリビング(誰でも使える場所)で、仕事終わりに晩酌かてら、愛子とビールとか飲み交わして話をする関係になっていったのも、この頃だった。そして気が付けば、愛子においている感情が、気の合う仲間、相棒っていうのではなく、マジで真剣に好きになりかけていた、というか、なっていた。
ここから、本題であるエロ系に差し掛かっていくのだが、リゾートバイトの特殊な事情の中で、こういうのがある。おそらく、こればかりはどこのリゾートバイトでも共通しているんじゃないか。っていう事。それは、
①リゾートバイトにくるやつは、そもそも地元に彼氏彼女なんていない ②リゾートバイトに来ていることによって、本物を使った性処理ができず、精神的にたまっていく一方 ③結局、同じリゾートバイト仲間で付き合ったり、セフレになっていく。 という、この3原則である。 しかし、現時点では本当に知っていたのは①と②までであり、③の意味はこれから痛いほどに知らされる事になっていく。
話を戻します。そして当の俺だって、なんせ娯楽がないものだから、一人でやってたときはいつも、寝る前に布団の中で、(以前にHしたことのある元彼女)などを使って、コキまくってた。それくらいしか楽しみがないのだ。まるで刑務所である。
それを考えると、愛子もココにきて2,3か月にはなる。その間、どこか彼氏がいるから地元帰ったとかも聞かないし、そうではなくても男となんちゃら。っていう噂もきかない。俺の予想が正しければ、愛子もたまりにたまっているはずなんだ。っていう、妙な確信があった。(この確信は錯覚であり、俺がなにもしらなかっただけ)
しかし、そんな確信を秘めていても、奥手な俺からは愛子にアプローチをかけれる勇気もなかった。しかし、俺がどうこうしていくっていうより、ほおっておいたら愛子のほうから崩れていったっていう経緯があるのだ。ではその話をします。
その日も、俺と愛子は、寮の中のリビングで、バイトの配置とか、業務の流れで、「あいつをここに配置して、あいつをここにもってきたらいいんじゃね?」「それは反対やわ。あいつ見てないとこでサボりまくるよ?」等という会話をしていた。
そして仕事の会話が終わって、ひと段落したとき、愛子が「はーーーー」とか、大きなため息をついてきたのだった。俺は「なんだ、そのため息は?」と聞くと、「いや、時間がすぎるのあっという間やなって思って。」等と、言い出すのだった。
そこで俺は「ところで、愛子はもう何か月もココいるけど、地元に戻るとか考えあんの?実は、まっさきに愛子がやめていくと思ってたわ」等といった。
すると愛子は「今年はおろうかな。って思ってる。貯金したいし。」というのだった。それから何のための貯金するのか。とか、そんな将来の夢的な話をしたのだった。
そんな話をする中、愛子が突然「あ、うざっ」と言ってきたのだった。俺は「へ?」となったが、考えてみればこの性格の愛子である。突然この程度の事をいっても不思議ではない。
俺は、「どういうこと?」と聞いてみると、愛子は、その時リビングの後ろの通路を通り過ぎた、後から入った12人のバイトの中のAという男を見て、「うざっ」といったのだった。
俺は、「Aとなにかあったのか?」と聞くと、愛子は語りだしたのだった。
愛子がいうには、愛子も愛子なりに、このバイトを選んだ以上、貯金だけでなく、出会いっていうのも求めていたらしい。その中で12人のバイトが入って、その中のAという男から告白されたそうだ。そして愛子もAが別に悪い男だとおもってなかったので、それを受諾したらしい。
すると付き合う=もうHできる関係っていうのもあるし、なによりリゾートバイトは性欲がたまりまくる。すぐにその日にHしたらしいのだった。
しかし、2度、3度とHを繰り返しているうちに、Aがまた同じ12人のバイトの中の別の女ともヤっているっていう証拠をつかんだとの事。そして即破局へ。
それからは仕事上では最低限の口しかきかず、今に至っているとの事だった。
俺は驚愕した。俺はリゾートバイトを何も知らなかった。ここにいる男女は、みんな出会いを求めている。というのは俺と同じだった。俺の予想通りだった。しかし、俺と違うのは、男も女も、狡猾に相手を求めて、それなりの行動を起こしているっていうことだった。
俺がきいた中でも、愛子はすでにココにきて3人とヤったといってた。しかも3人の中の1人は、バイトではなく、厨房にいる40過ぎの男である。
他にもバイトの12人の男も女も、あちこちで付き合い、別れ、男をかえて、女をかえてヤりまくっている。という事実を愛子から聞いたのだった。何も知らないのは俺だけだった。
俺の知らないところで、いろんなヤツがやりまくり、いい想いだけをしている。俺はその事実に、くやしさ、損した気分、俺もやればよかった という気持ちと、最近の若い奴は!(笑) 仕事しにきてるんじゃないのか!といった正義感のからくる義憤のような感情に立たされた。
そしてなにより、普段俺に使われて、ハイハイいってるだけの男が、かげて愛子とすでに体の関係を持っていたり、最初からまったく眼中になかった40代の厨房のオッサンなどまでが、愛子の体をもてあそんだことをあるのか。っていう事実に驚愕した。
愛子にマジで惚れていた俺にとっては、衝撃すぎる事実だったのだ。
だが、俺はそれを顔に隠した。あるいみ、愛子には余裕をみせて恰好つけたかったんだと思う。心底、はらわた煮えくり返るような想いなのに、俺は余裕をぶっこいで、「はははwww 3人とやったの?w やるなぁwww」なんて、冗談で笑い飛ばしている俺がいた。
しかし、俺は愛子がどういう状況でヤったのか。という真相をしりたくて仕方なかった。そんな真相、しっても仕方ないのに、なぜか知りたかった。なんっていうか、愛子が尻軽女でヤリマンっていう事実を突きつけられたら、俺は愛子に抱いている愛情を簡単に忘れ去ることができるかもしれない。と思っていた。
俺は愛子に、あくまで冗談で「このさびれたペンションという狭い空間でさw どういう風にヤるの?ww なんつっても、それが気になるわwww」といった。すると愛子は答えた。
「だいたいみんなヤってる場所は、車の中か部屋。部屋ははいるときタイミング間違えたら同僚に見られるけど、バイトの子は車もってない子とかも多いから、なんだかんだ部屋が多いかな」等と言ってきた。
俺は愛子に、「お前はどこだったの?」ってきくと、むろん、3人の男、すべて、車でもあるし、部屋でもある。といっているのだった。
そして話は酒も入っていることもあったし、妙に盛り上がって、聞かなくてもいいところまで俺は聞いていた。例えば「一番、大きかったのだれ?ww」 「誰が一番、うまかった?w」 「ほかにも一言、こいつはこうw みたいなコメントもww」 などと聞いていた。
愛子はもともとサバサバした性格なので、それに逐一、「大きかったのはBかな」 「Cはクンニがめちゃ激しかったwwww」 「Aは口で2回いかせることができたくらい、早漏wwww」 とか、ハメをはずして語ってきた。
さらにとまるとこなく、愛子は聞いてもいないのに、「厨房のBは、前から制服姿のバイトとHするっていう夢があったんだって、だからコスプレじゃないけど、制服きたままヤらせてあげた」 とか
「Cはとにかく体をなめまわしてくるねんww 足の先から、耳の中までやでww」 とか、「いっぺんAに顔射されてさ、マジきれたわw」など。
そんな事まで言って来るのだった。
たしかに、そんな話ばかり聞いていたら、愛子に対する愛情というのが消えていくのを感じた。と同時に、目の前の愛子とヤりたい。という野獣のような欲望が俺を支配してきた。目の前のソファーで座って、俺にパンツが見えないように、足を閉じ、さらに膝の上にポーチを置いている愛子の足を強引に開いて、パンスト破ってやりたい。なんて思い始めていた。
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