2017/07/09 15:24:02
(j9M2ZINz)
★いきなりコメントありがとうございます!!!★
初出勤すると、初日は初日らしく午前中はずっとロッカーやユニフォームの貸し出しの説明、そして自己紹介っていうコーナー。あれだけの老人とスタッフの前で自己紹介をしたのは初めてだった。あとはずっと、横で1日の流れを観察しているのみ。
なんというか、やっている事は病院と老人用保育園みたいなものを足したような業務。なんというか、仕事にきまった体系というのはない。利用者がトイレといえばトイレへ付き添い、飯の時間がくれば食事介助、それ以外の時間は掃除。そして利用者の話し相手。等など。(他にもっと細かい事ありますが)
本当に仕事というのかなんというのか、マニュアルを作れない仕事だった。仕事の9割は人間関係。1割が技術や経験。
なんていうのかな、利用者と話しているだけ。っていう事も多々あるので、それを周囲から「あの人、またあの利用者さんとおしゃべりしてサボっているわよ」みたいな事を言われないようにやっていく仕事っていうのか、、うまく表現できないが、利用者さんを相手している仕事ではなく、同僚相手に仕事をしているといったほうが正しいような、そういう難しい仕事だった。
スタッフも10あるとすれば、2割の管理職クラスの男。8割が女。 その8割の中で6割が主婦などの35歳↑50歳以下くらいのオバサン。そして2割あるか、ないかが20代の女の子。そして、10割の中でもたった一人しかいない、「20歳、未経験、資格なし」の俺。という感じだった。
最初の1か月はあっと間に過ぎていった。しかし2か月目に突入するころに、色んなものが見えてきた。医療や介護という業界の独特さ。だれだれと誰それが不倫しているとか、誰だれが、だれだれを陥れようとしているとか、AさんはB部長にCさんの事を吹き込んでいるとか、Dさんには気をつけなさいよ!とか、意味の分からん流言飛語(つまりDさんの事を嫌いなグループが、俺を引き込もうとしているんだろう)
そんな、「ドッロドロ」の人間関係だった。
ただよかったのは、俺は1名だけ浮いた存在だったので、どの派閥に所属する事もなく、正直、オバハン同士の醜い派閥争いなんて興味もないし、適当に「あーそうなんですか」と聞き流していた。
そんな事よりも、俺は慣れてきたことによって、この業界のちょっとした役得に気が付くようになってきたのだった。
それは20代のスタッフ、愛美と、葉月の事となります。(ここから話題の流れが代わります。)