2017/06/11 09:55:53
②誘われるままに
しばらくすると、また箱が届いていました。
あとで分かったのですが、見覚えのないこの会社は、アダルトグッズをネットで販売する会社で、身に覚えがないので引き取ってほしいと伝えたのですが、相手は
「いえ、きちんと料金はいただいておりますので。商品はお受け取りください。購入した方については個人情報なのでお教えできません。きっと好意のある方からのプレゼントだと思いますよ。」
というだけで、返品や送付の停止を頼んでも受け入れてもらえませんでした。
今回の箱は少し大きくて・・・。その大きさに私は不安と不思議な期待感を感じていました。
箱を開けてみると中には、太くてとてもリアルなバイブが入っていました。電池を入れ、スイッチを入れると激しく、いやらしく動きだします。
「本当の男性のものも、こんなに太くていやらしいの・・・?」
まだ男性経験のなかった私は、これを自分の中に入れてしまうことにすごくためらいました。
「こんなの入れたら・・・処女じゃなくなっちゃう・・・」
数日後には、例の手紙が郵便受けに入っていました。
『極太バイブは気に入ってもらえたかな。これで膣をいやらしくこね回す君の姿が見たいよ。よかったらここで話をしよう。』
というメッセージとどこかのサイトのURL、そしてメールアドレスがありました。
その夜、URLをノートパソコンで見てみると、2ショットチャットでした。
そこには、私の名前があり、入ってくるようにという命令がありました。
私は、恐る恐るそのチャットを始めてしまいました。
とりあえずという感じのあいさつが終わると
「バイブ使ってくれた?全然使ってないみたいだけど。気に入ってない?」
私は何のために何度もいやらしいものを送ってくるのか聞きました。
「だって、オナニー大好きだろ?クリトリスにローターって気持ちいいよね。」
私はもうこんなことはしないでほしいとお願いしましたが、
「気に入らないの?それとも、使わない理由でもあるの?」
答えに困った私は、処女なので怖くて使えないと言ってしまいました。
「あっそう。じゃあ、処女じゃなくなったら使ってもらえるかな(笑)。それまでは、フェラチオの練習に使ったらいいよ。」
「メールアドレスが書いてあっただろ?そこにメールを送って来いよ。メールで調教してやるよ。もしこんなことやめてほしかったら、連絡してくれたらもうやめるよ。じゃあな。」
フェラチオ・・・調教・・・。今まで聞いたことはあるんですけど、自分がそんなことをするなんて・・・。想像したこともありませんでした。
メールには、こんなこともうやめてほしいと書いて送りました。
それ以後、メールも手紙もなくなりました。
それでもあれからしばらくの間、ローターでオナニーをしながら、考えてしまうのは・・・。
あんなのが口に入るのかしら・・・。口にくわえたら・・・。
一回だけ・・・ちょっとだけ・・・。
しばらくして我慢ができなくなり・・・。私はローターをクリトリスに押し当てながら、太いバイブを舌で舐めていました。
「あぁ・・・男の人のってこんなに・・・」
舌で舐めたり、口の中深くまでくわえたり・・・。
それでも私は怖くて中に入れることはできなかったのです。
(続く)