ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
2019/06/19 22:30:16
15歳で私を産んだシングルマザーの母の元私は育ちました。父親の事は何も知りません。

小学生の頃から、学校から帰れば見知らぬ男性と裸で体を重ね、金銭を受け取る母の姿を見るのは日常茶飯事でした。
その行為が何だったの解らなかったながらも、人として真っ当ではない事は子供心に感じており、「母の様にはなりたくない」そう思っていましたが、血は争えず私は中、高時代にグレて、喫煙、飲酒、万引き、援交などを日常的に繰り返す絵に描いた様な不良少女になっていました。

私が成人し、母自身30台半ばに差し掛かっていた頃も、母は身体を売ってお金を稼ぐ事しか出来ない人間でしたが、ある日を境に男の家に行ったっきり帰ってこず、しばらく私一人でその家に暮らしていました。

幸か不幸か、ヤンキー体質だけでなく、それなりに男受けするルックスと体型を私は母から受け継いでおり、小学生の頃にはブラジャーが必要な程胸は成長していました。

高校卒業後、フリーターを経てなんとか就職し、30歳近くになった頃には周りからも元ヤンとは思われないほど落ち着いていました。

そんなある日、中学校の同窓会の連絡が入り、当時の同級生達が今の私を見てどんな反応をするのか楽しみにして参加しました。
ヤンキーの面影を残している友人や、すっかり落ち着き、結婚して子供を育てている友人も何人かいました。
会も半ばを過ぎた頃、私がトイレに立つと、一人の男性が私に声をかけて来ました。「久しぶり、相変わらず美人だね」と。
ヤンキー仲間ならみんな覚えていたのですが、どうしても彼の事が思い出せずにいました。
私はヤンキーではありましたが、いわゆる「パンピー」とも何人かと校内では仲良くしていたのでその中の一人だと思い、「久しぶり♪ありがとう♪」とそれとなく返事をし、その後隣に並んでお酒を飲みながらさり気なく探りを入れ名前を確認すると「タカシ(仮名)」と言う2、3年の時のクラスメートだと分かりました。
名前はうっすら覚えていたのですが、他の事が全く思い出せずにいました。
優しい顔立ちで体もガッチリしていて、聞くと彼は中学までは全く運動なんかした事無かったのですが、ある事をキッカケに高校で柔道部に入った様で、ガッチリした体格にも納得しました。

私との思い出を楽しそうに沢山話しくれるのですが、どの話も私の中ではハッキリせず、どこかポッカリ抜けていて、適当に相槌を打っていました。
今思うと「なんで周りの友達に彼の事を聞かなかったのだろう」と不思議ですが、少し酔っていたせいもあるのでしょう。
なんとなく周りから「私と彼が仲良く話しているのが不思議」と言う雰囲気を感じていた様な気がしますが、それも後になって思い返せば、という感じです。
会もお開きになり、二次会に向かう者、帰宅する者、当時付き合っていてコッソリホテルに向かうカップルなど様々な者がおり、私とタカシは帰宅組でした。

家までは歩くと小一時間ほどかかる距離で、バスも無くなっていたのでタクシーを使おうかと思いましたが、節約したかったのと酔い覚ましのために歩いて帰る事にしました。

一人で歩き出して少しすると後ろから駆け寄る様な足音と「お~いユキナ~一緒に帰ろうぜ」という声と共にタカシがやって来ました。
私は断る理由も特に無いため「別に良いけど」と二つ返事で承諾し二人で歩き始めました。
先程同様彼は笑顔で話を振ってくれるのですが、私はそれを必死に思い出そうとしながら歩いていました。
15分ほど歩くと、私達の母校に隣接した、地元で有名な大きな公園に差し掛かり、近道と言うこともあり、街灯も消えかかった暗い公園の中に入って行きました。
するとしばらくしてタカシは「懐かしいなぁ、ここで良く学校終わりに遊んで帰ったよなぁ」と言い私はハッとしました。
確かにこの公園はヤンキー仲間達と授業をサボったり、放課後夜中までたむろしたりしていた公園でしたが、ヤンキー仲間以外と遊んだ記憶はありませんでした…。
ある一つのパターンを除いて…。

私が何かに気付いた事を察したのか、タカシは突然私を羽交い締めにしこう言いました。
「思い出したかぁ?お前ら不良連中が俺にした事!」と。

私は彼の正体に気付きました。
当時ヤンキー仲間でガリガリでのび太くんみたいな大きな眼鏡をかけたモヤシっこを虐めて遊んでいた事を。
そしてその主な場所がこの公園だった事を。

私がその事を思い出せなかったのは、グループのみんながケラケラ笑いながら彼を虐めていても、元来人を傷付ける事はあまり好きではなかった私は、当時自分なりに「直接人を悲しませる事はしない」と決めていて、私が彼に直接的に何かをしてはいなかったからです。
しかしそれは私の言い訳に過ぎず、私はメンバーを咎めることもしなかったし、万引きなど悪行を繰り返し人に迷惑をかけていたのは事実で、そもそも人を虐めておいて忘れているのも大罪です。

よく聞く言葉に「いじめっ子が更生しても、いじめられっ子への免罪符にはならない。いじめられっ子の心の傷はいつまでも残る」
と言うのを身をもって知る事になります。

彼が私に話していた思い出話は、全て私達にいじめられたエピソードを少し捏造したものでした。

私は謝りました、自分のして来た事を悔い改め、必死に「ごめんなさい!」と叫びましたが彼の耳には届いておらず、私はそのままズルズルと園内の外れにある公衆トイレに引きずり込まれました。

当然力では敵うはずも無く、私は公衆トイレの個室で壁に押し付けられ、捲り上げあられたスカートの中で下着を脱がされました。

彼が柔道部に入ったのも、いじめられない様に強くなる為。

同窓会に当時自分を虐めていたメンバーが何食わぬ顔をして参加しているのを見て、当時の怒りがこみ上げ、参加メンバーの中で一番女らしいルックスと身体つきの私を対象に選んだ事。

彼は私の中にいきり立ったモノを強引に押し込みながら言いました。

気付けば私の服はボタンを外されることもなく破れており、映画や漫画に出てくる様なレイプ被害者の装いでした。

私のお尻に腰を打ち付けながら彼は私に思いの丈をぶつけていた様ですが、何を言っていたのかは全く耳に入って来ませんでした。

ふと気付いた時には彼の腰の動きが止まり、私の中でビクビクと彼のムスコが脈打ち、熱いものが流れ込んでくる感触だけが伝わって来ていました。

彼が立ち去った後、私は何とか衣服を整え帰宅し、数日後に念のために性病検査と妊娠検査を行いましたが、幸いな事にどちらも心配ありませんでした。

彼の行為はれっきとした犯罪でしたが、私は自分の過去を悔い改める意味で警察には行きませんでした。

それからどれくらい経った頃でしょうか、私の元に警察がやって来ました。
「あなたを強姦したと言う男が出頭して来ました、心当たりはありますか?」と
法律には詳しくないのですが、レイプは申告罪のため、私が被害届を出さなければ立件されないはずです。
私は「いえ、酔った勢いで肉体関係を持った男性は何人かいますが強姦された心当たりはありません、そのうちの一人が勘違いしているんではないでしょうか」と答え、警察官は「何か思い出したら連絡下さい」と言い腑に落ちない表情で帰って行きました。

もちろんこの事は誰にも言ってません。
彼を犯罪者にしない事がせめてもの私の償いだと思って今も生活しています。

長文お付き合いありがとうございます。
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
2
2019/06/21 03:09:25   
ユキエさん

文章がしっかりしていて、とても読みごたえがありました。
レイプを否定する者ですが、レイプの悲壮感がなく
読み切ってしまいました。

ありがとうございます。
3
投稿者:Ryuji   kinnico
2019/06/30 16:13:12   
稀に見る面白い話でした。
何より読みやすいし想像しやすい文章が良き。
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。