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2000/10/15 13:18:05 (Sle2vf0H)
監禁暴行被害者の場合-3

署に戻って、手配用のモンタージュ写真に仕上げている時、
K刑事が隣の席に座った。
「どうも、まだ腑に落ちないことがあってな・・・」
「一体どういうことです?」
先輩刑事には、何か気にかかることがあるらしい。
「いや、あの奥さんだけどな。どうも、まだ何かがあるんじゃないかと・・・。
 つまり、まだ俺達に隠していることがあるんじゃないかと思うんだよ。」
「何かを隠すって、一体何をですか?」
「いや、それはまだ解からん。ただ、長年の勘ってやつかも知れん。」
私は何も気付かなかったが、いくつもの事件に関わってきたベテラン刑事は、
被害者の奥さんに対して、何かを感じ取っていたようである。

私達は数日後、再び涼子の家を訪れた。
今回ももちろん、御主人が出かけ、子供も幼稚園に行った後の、
彼女1人だけの時の訪問である。
彼女の心配を汲んで、家族が居ない時、そしてご近所にも知られないよう、
工事業者を装うことにしていた。
涼子は幾分元気を取り戻したのか、季節に合った服装で、赤い紅をさしている。
そしてスカートの丈も、若奥様らしく膝に届くまであった。
ただ気になったのが、前部の真ん中にスリットが切り込まれていたことだ。

「奥さん、先日は協力いただき、有り難うございました。
 実は今日伺ったのは、もう少し捜査に協力をお願い出来ないかと思いまして・・
・」
「捜査に協力をって、全てお話していますが・・・、一体どういう・・・??」
涼子は怪訝そうな顔で、私を見つめた。
「ちょっと言いにくいことですが、まだ何か話していないことはありませんか?
 いや、つまり・・・、何か隠していることはないかと・・・・」
「そんな・・・、何も隠していません・・・・。」
彼女の表情に、一瞬おどおどした感情がかすめた。
この時の変化を、我々刑事が見逃すはずはない。
さすがはベテラン刑事、K刑事の勘は見事に当たっていた。
ここでK刑事が身を乗り出した。

「こういう事件の場合はね、奥さん。犯人側は被害女性に、何らかの口封じを
 してくるのが普通なんですよ。一番端的なのが写真、暴行されている写真で、
 これをばら撒くぞ、という様な脅しが多いんですがね。」
「・・・・・・・」
「何か、思い当たる節はないですかな、奥さん?」
「い・・いえ、な・・なにも、ありません。」
飽くまでもしらを切るようだ。
「そうですか・・・、仕方がないですね。
 ところで奥さん、家宅捜索というのをご存じでしょう?
 事件の証拠を隠している恐れがある場合、裁判所の令状によって、
 強制執行される、あれですよ。テレビでよくやっているでしょう。」
先輩刑事は、何を言っているのだろう? 私は不思議に思った。
家宅捜索令状というのは、容疑者に対して行われるもので、
被害者に対する家宅捜索なんて、聞いたこともない。

「やめて・・・・、おねがいです、やめて下さい・・・」
K刑事の脅しとも取れるやり方に、涼子が反応を見せた。
そして決心したように立ち上がり、他の部屋のタンスの中から、
紙袋に入った物を取り出し、渋々我々の前に差し出した。
中味は2本のビデオテープ。
「これは・・・?」
「解放された後で・・・、郵便受けに入れて・・・あったものです。」
「2本とも?」
「もう1本は・・・、次の時の・・・・」
そこまで言うと、涼子は顔を覆って嗚咽を上げだした。
私は彼女の側に寄り、そっと肩に手を添えた。
「よく決心してくれましたね。重要な証拠になります。
 必ず犯人も捕まえますよ。」
私は刑事として、彼女を精一杯宥めた。

いきなり音がし始めたので横を見ると、K刑事が早くもビデオを再生している。
「奥さん、早速で申し訳ないがね。今ちょっとだけ確認させて下さい。」
それは、涼子にほとんど有無を言わせない、性急さであった。
「奥さん、このビデオで間違いないですね?
 ここに裸で写っているのは、奥さんですね?」
目を瞑り、耳を両手で塞いでいた涼子を、K刑事は強引にビデオに振り向かせた。
一瞬、彼女の目がビデオの画面を捉えたが、自分自身が生け贄となって展開される

レイプビデオは見るに耐えないのか、すぐ俯いて顔を覆った。
「奥さーん、これが犯人が撮った、レイプ現場の証拠ビデオですよね?
 そしてあそこで、2人のチンポで犯されているのが、奥さんですね?」

「いやあっ!!」
涼子は畳に伏せ、声を荒げて泣き出した。
その時スカートの裾が乱れ、深いスリットの奥から、白い太股が覗いたのを、
彼女を責める刑事が見逃すはずはない。
「奥さん、YESかNOだけ答えて下さい。今、あっ、ほらぁ・・ごらんなさい。
 あそこで男のチンポを口に銜えているのは、貴女ですよね。」
刑事はさらに涼子に迫る。
身を仰け反らせた涼子のスカートはさらに乱れ、はっきりと白い下着までも
見て取ることが出来た。
涼子は激しく身震いしながらも、頭を縦に振った。
「有り難う奥さん、これで犯人は直ぐ割れるよ。」
彼女のスカートの奥を、しっかり見届けた刑事は、
ゆっくり立ち上がりながら言った。

そして、涼子は泣き崩れた。
憎き犯人に凌辱された時と同じように・・・・。
-つづく-

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