ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
2006/09/18 14:33:36
 母の私に紹介するため、二十二才になる娘が恋人を家に連れてきたのは、
二ヶ月前のことでした。
 自動車工場に勤めていて、娘より三つ年下の痩身で背の高い青年でした。
 正直いって初対面の時から、私はその青年に好印象は持てませんでした。
 居間のテーブルを挟んで初めて向かい合う娘の母親に接する視線では、は
っきりいってありませんでした。
 私の全身を好奇に舐め回すような、およそ十九才の若者らしくない卑猥な
視線にどきりとさせられたのを、いまでもはっきりと記憶しています。
 そして私の嫌な予感は、その初対面の日から十日後に現実の出来事となっ
て起きてしまい、いま現在のおぞましく忌わしい日々の連続になっているの
です。
 七月下旬の雨が激しく降る昼下がりでした。
 その日私は勤務が休みの日で、午前中に家事を終えくつろいでいた時、い
きなり娘の恋人の訪問を受けたのでした。
 この近所の人の車の修理を受けて、それを届けにきたついでに挨拶に寄っ
たとのことで、油にまみれたつなぎの作業服姿で、近くの店で買ったという
菓子折りのような紙袋を手に提げていました。
 玄関口で対面した時の、私の心の中の戸惑いは小さくはありませんでした
が、雨にずぶ濡れになった長髪と作業服姿を見てそのまま帰すのも悪いと思
い、お茶でもと一応中へ招く言葉をいったのでした。
 「お父さんが亡くなられたのは九年前でしたっけ?たしか四十七才とかあ
いつがいってたけど、見た目はすごく若く見えるんですねぇ」
 居間に通して冷たい麦茶を差し出した私に向けての、彼のいきなりの言葉
がそれでした。
 「お母さんは再婚はしないんですか?まだ若いのに寂しくないですか?」
 とか、
 「背が高くてプロポーションも細くてカッコいいのに、もったいない」
 などと失礼極まりない言葉を矢継ぎ早に叩きつけてきて、ついに堪忍袋を
切らした私は、
 「か、帰ってくださいっ」
 と言い放ちました。
 数分後、私は居間の畳の上に押し倒されていました。
 娘の恋人が畳に仰向けにされた私の腹の上に跨るようにして、重くのしか
かってきていました。
 …すでにこの時、私はスカートを剥ぎ取られTシャツも脱がされた状態でし
た。
 ブラジャーとショーツだけの裸身に剥かれ、両手首を押さえつけられて、
私は首筋に彼の唇と舌を這わされ続けていました。
 「い、いやっ…や、やめて…」
 顔を左右に激しく振りながら、私は拒絶の声をただあげ続けるしかありま
せんでした。
 「ううっ…むむうっ」
 不意を突くようにして彼の唇が、いきなり私の口を塞いでくると、私は慌
てて目を大きく見開かせて激しく呻きました。
 亡夫以外には知らないことでしたが、私の唇は俗にいう性感帯の一部分に
なっていて、長くキスされると全身から力が抜け落ちてしまう性の体質にな
っていました。
 そのことを襲われている相手に気づかせる訳にはいきませんでした。
 しかし時間の経過がそれを許してはくれませんでした。
 彼は同じ体勢のまま同じ動作を長く執拗に繰り返し続けました。
 ある瞬間に、私の唇と彼の唇が強く重なり合った時があり、
 「むうっ…むむっ」 
 と私は思わず呻きの声を激しく大きく出してしまい、それまで固く閉じて
いた歯と歯を開いてしまったのでした。
 彼の濡れた長い舌がするりと私の口の中に押し入ってきた時、私の全身に
強烈な痺れと震えが走りました。
 彼の舌に自分の舌を捉えられた瞬間に、私の身体全体から力が抜け去って
いきました。
 そのことを彼は狡猾にも察知したのか、私へのキス責めはさらに強く激し
くなってきました。
 私の顔の両頬を両手で挟みつけるようにして、彼は闇雲にキスの責めを熱
く長くし続けてきました。
 知らぬ間に私の両腕が、彼の首にゆっくりと巻きついてしまっていまし
た。
 口の中で私は彼の舌の荒々しい責めを受け続け、何度となく唾液を喉の奥
深くに流し入れられ続けました。
 娘の恋人に突然襲われて、必死の抵抗も空しくいまはあろうことかその彼
の狡猾な手管によって、女としてはしたなくも忘我の境地を彷徨うような羽
目にまで陥らされてしまった私でした…。
 
レスはありません。
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。