高校大学と友人から引き継ぐ形でラブホテルのバイトをしてました。
住宅街にひっそりありながらも、人知れずに利用したいカップルでそこそこ繁盛していました。
ガレージから部屋に直径してるタイプなのも不倫客なんかには重宝されていたのでしょう。
オーナー(友人の親戚)が来ることはめったになく、いつも最低限の人員で働いていたから忙しければ何でも助っ人で手伝いましたが、メインの仕事は受付でした。
受付とはいえチェックインから退出まで顔を合わせないですむ。
ですが、部屋に入って二階に上がる場所に金銭をやり取りする小窓がありました。
こちらからだけそこからお客さんの様子は見えました。
向こうからは姿見になってる訳ですね。
そこで見るカップルは本当に様々で、いろんな人間ドラマがあるのを感じました。
その中でも超極めつけだったのが、
実母の来訪でした。
自宅から自転車で30分くらいの距離でしたが、浮気をするには少し近い気がします。
でも、やっぱりフロントを通らずいけるシステムは便利だったんでしょうか…
大胆といえば大胆ですが、まさか娘が働いてるとは夢にも思ってないでしょうから、ツイてなかったとしか言いようがない。
それだけでもメガトン級の衝撃なのに、さらに腰を抜かしそうになったのは、お相手が私の中学の同級生だったからです。
しかも、実はけっこう好きだった男子でした。
三年の時に一度同じクラスになり、彼が私に好意を持っているのは気づいてました。
私も憎からず思っていたのに、素直に接することができなかったのは、彼が担任の年増教師に贔屓されていると女子に囁かれていたからです。
くちさがない女子は性の手ほどきでも受けてるんじゃないのなんて言っていた。
確かに私から見ても担任はそういうことをしそうに見えなくもなかった。
想像すると違和感がないんです。
彼はおとなしめのグループにいて目立たない生徒でしたが、年上ウケしそうな雰囲気はありました。
私も他の女子と一緒になり彼を揶揄してましたが、実は妄想ではいつも彼に抱かれていた。
彼とは部活が一緒で、しかも私が男の勃起を初めて見た男だったから。
短パンごしからですが、それがハッキリわかりました。
他にも気づいていた女子はいたはず。
でも、自分が股関を気にしていると思われたくなくて黙っている。
そんな風潮があの時のクラブ内にはあったと思います。
部員の比率が女子九割なので、男子にバレてからかわれるような事はなかったようですが。
また、顧問のいきおくれ女教師が彼に目をかけていたような気がするのも思い過ごしではないと思う。
彼を指導する時に限ってジャージを脱いでたりするあざとさが嫌で、坊主憎けりゃ袈裟までって感じになり、結局彼にもつれなくなってしまうのですね。まさに悪循環です。
そんな彼がまさか母とラブホテルに来るなんて…
青天の霹靂でしたが、じっくり冷静に考えてみると腑に落ちなくもないんです。
母はわりとオープンな感じの人でしたし、まだまだ女って雰囲気は醸し出してました。
若い頃よりだいぶ肉はついてきていましたが、見方によれば十分肉感的だったかもしれない。
彼の年増にモテそうな体質を考えると、二人が出会えばこういう展開になってもおかしくなさそうです。
何より私は現場を抑えてしまった訳で、それが全てを物語っていました。
二人はこのホテルを気に入ったようで定期的に訪れるようになりました。
しかも、毎回二時間延長するほど熱烈にセックスをしてるようでした。
行為中に下の受付の小窓を開けると二階の情事がもろに聞こえました。
部屋自体は1DKで敷居もないためです。
母の大きな喘ぎ声はもちろん、彼の息遣いやフィニッシュにあげる声も。
寝物語で囁きあうような声は聞こえにくくても、普通に話す声は聞こえます。
その会話からも色々察する事ができました。
#この先はしばし御猶予を…