車で10分ほどの場所にある銭湯を、妻と週に1~2回の頻度で利用している。
建物の入り口で男女が左右に分かれる番台式の店で、私たち夫婦が利用する夕方の時間帯は大概、店主が番台に座っている。
初めて店を利用した10年前、当時43歳だった妻は入浴を済ませて建物から出て来るなり「イヤだった!」と顔を顰めた。
女湯にも目隠しの衝立やカーテンはなく、店主が座っている番台からは脱衣場も洗い場も全て丸見えだという。
番台の経験がなかった妻にとって、隠れる場所もない脱衣場で夫以外の男に裸を晒すことはショックだったに違いない。
ところが、翌週には「一度見られたら、二度見られるも三度見られるも同じ!」と言って利用を渋らなかったばかりか、現在に至るまで通い続けている。
月に平均6回、年間72回、10年間で720回の利用で、そのうち9割は番台が店主だったとして、妻はこれまでに約650回も店主に裸を晒してきたことになる。
私が店主なら、ガマンできずに何度となく番台でオナニーしたことだろう。
店を利用するたびに、番台の店主の前で妻が服を脱ぎ、あられもない姿を晒している様子を想像しては、ゾクゾクするような興奮を覚える。
そんな妻が3年前、店から帰る車の中で「オジサンたら、洗い場で私をジッと見るのよ!」とポツリ。
その日、私たちが利用した時間帯の女湯は妻だけだった。
浴槽の温度調整のために(あるいはそれを口実に)、店主が女湯の洗い場によく入って来ることは聞いていた。
女湯を利用しているのは大半が年輩の常連客だそうで、美形で胸が大きく胴の括れもある妻は、女の裸を見慣れた店主にとっても「掃き溜めに鶴」だろう。
しかも、50歳前に閉経してからの妻は、腰回りの肉付きが良くなり、豊かな乳房はさらに膨らみを増して、乳首と乳輪は淡いピンク色に変わり、下腹部の薄くなってしまった恥毛の隙間からは縦筋が顔を覗かせている。
元々の美形にイヤらしいカラダ付きが加わったものだから、女湯の洗い場で他の利用客の目がないのをいいことに、店主は全裸の妻を欲望の目でジッと見たのだろう。
きっと勃起させていただろうし、後で思い出しオナニーしたに違いない。
「オヤジの顔がいつもツヤツヤしているのは、お前のお陰だよ!」と切り返すと、妻は「女の裸を毎日見ることが、オジサンの元気の秘訣なのね!」と言って笑っていたが…
その後、他の女性客からクレームが付いたようで、店主が女湯の洗い場に入って来ることはなくなったようだ。