職権乱用体験告白

職場の慰安旅行の日、一緒に行こうと思った仲のよい同僚が寝てたので、真
夜中にひとりで温泉に浸かりに行ったときのことです。体を洗おうと湯船か
ら出かかったときパシッ、パシッとストロボが光る音がして誰かが走り去る
音が聞こえました。びっくりした私はその場にうづくまって体を隠そうとし
ましたが、そのときには犯人は逃げてしまった後でした。
同じホテルに宿泊していたのはうちの会社の社員だけでしたので、社内の誰
か・・・しか、犯人は考えられないのですが、不意のことでしたし、薄暗く
照明を落とした大浴場のこと。さらにはストロボの光で目が眩んでいた私に
は犯人の後姿さえよく見えなかったんです。
数日後、職場の私のパソコンに差出人のない一通のメールが送られてきまし
た。そして、そのメールには恥ずかしい姿ばかりか顔まではっきり映った、
あのときの写真が添付されていたんです。
メールの内容はいやらしい言葉で綴られた脅迫文でした。
写真を返してほしければ、職場のトイレで自分で慰めて汚した下着を、資料
室の奥の棚に置いて来い。従わなければ、添付したのと同じのや他にも数枚
撮った写真を会社中に送りつけてやるといった内容のメール。読んだ瞬間、
本当に目の前が真っ暗になりました。
命令の期日は今日中・・・職場のトイレでそんな恥ずかしいことができるは
ずもありません。でも、従わなければもっと恥ずかしいめに遭う・・・。き
っと会社にもいられなくなってしまう・・・。

一度だけ・・・一度だけ恥ずかしい思いをすれば、卑劣な脅迫から解放され
るんだと自分に言い聞かせて、メールで指示されたことを実行したんです。
オフィスのビルの高層階は役員フロアになっているので、日中はほとんど人
通りもありませんし、女子トイレを利用する者もいません。そこなら個室に
長い時間いても後から来た同僚社員にノックされたり、聞かれたりすること
もないと思い、そこで普段なら自分のアパートで夜にこっそりとしかしない
ような、恥ずかしい行為をしました。
先日買ったばかりの淡いピンク色の下着に、これから自分で、しかも職場
で、恥ずかしい液を染み込ませる・・・。そして、誰ともわからないけど相
手は私を知っている男性に嗅がれる・・・。あまりにも非現実的な、でも現
実に私の身に起きてしまった出来事に、少なからず性的に興奮を覚えてしま
ったのは認めたくはないけれど事実です。
そして私は下着を着けたまま、敏感になったあの部分に指を這わせました。
始めてしまうともうダメでした。いやらしい想像に私の体はどんどん潤っ
て、声を抑えるのも必死なほどでした。上り詰めてしまうにはさして時間は
かからなかったと思います。ヒクッヒクッっと軽い痙攣の残るけだるい体を
起こして個室を出た私は、ロッカールームに行き、下着を小さな紙袋に入れ
て指示された資料室に向かいました。
資料室の前まで来てふっと、もしかしたら犯人が中で待っていたらという不
安が沸き起こりましたが、資料室の明かりは消えていました。それでも万一
のこともあるので何か物音がしないか耳を済ませましたが、誰もいる気配も
なく、わたしは扉を開けて中に入りました。
ここに、・・・ここにこれを置けば解放される。恥ずかしい写真も返しても
らえると思い紙袋を棚に、入ってきた他の人にはすぐにはわからないように
して、その部屋を出ました。

------
長くなってしまってすみませんでした。今日はこれくらいにしておきます。
このあと、私の身に起こった出来事や、なぜ「上司に一言」なのかは、まだ
続きを知りたいという方がいらっしゃれば書き込みたいと思います。