最近、お見合い希望の女性からの申し込みが多く、バイト先に掲載をしばら
く見合わせるようお願いしたが、「ぜひ続けてください。お願いします」と
懇願されてしまった。困ったものだ。性格上なのかスケベ心なのか、気に入
った女性がいると、つい忙しいのにお見合いしてみたくなってしまうのだ。
徐々に自分の時間がなくなりつつある現状に不満がつのりつつも、やめられ
ない。これも一種の依存症か、と思いながら今日もお見合いの受諾を3人もし
てしまった。本業は総合病院の婦人科勤務医で、産科ほどハードではない
が、それでも結構きつい。外来患者だけでも日に20人近く診察や治療をする
こともある。本業でみる女性とバイトでみる女性とはまったく別物だ。同じ
女であるのに不思議である。もちろん仕事では対象としている女性の年齢層
が中学生くらいから60代までと幅広いことも確かにあるが、20代から30代が
もっとも多いのだ。それでも女としてみることはない。あくまでも患者であ
り、女性器なのだ。性欲がわいてくることはない。一方で患者の女性はとい
うと、診察台の上で、下半身をさらけ出しながら、股を広げるだけで濡れて
くる女性は多い。面白いものだ。
さて、麻衣からのメールもあったが適当に対応していたが、あまりにうるさ
いので先日会った。「あなた本当に私と付き合う気あるの?会っているとき
はあんなに優しいのに、会っていないときが冷たい。」それはそうだ。内
心、今日が3回目のセックスで最後なのだ。内心とは裏腹に、優しく振舞っ
た。最後のセックスを楽しむためだ。実際、思いっきり楽しませてもらっ
た。いつも別れるときはちゃんと会って説明する。それが最低の礼儀という
ものだ。麻衣にも最後のセックスから2週間後、会って、この先には進めな
い旨を伝えた。
「他の女性とお見合いをしてしまったこと、そちらに気持ちが移っているこ
と、だからもう会えないこと」を伝えた。「じゃあ、どうして抱いたりした
の?!」怒っていたがどうしようもない。謝るだけだ。最後には納得しても
らった。メールで「やっぱり納得できない」ときたが、返事を返すことはな
かった。毅然とした態度がこのバイトでトラブルを起こさないために重要な
のである。ゆうとは2回目のセックスではまだ痛みが残っていたようだ。しか
し楽しく過ごせた。本当にかわいい子である。同時進行で、他の二人の女性
とお見合いの結果付き合い始まっている。本当に忙しい・・・