僕が高校生の頃、満員電車で体験したことを綴りたいと思います。恥ずかしいし、ずっと自分の秘密だったので体験を投稿しようとは思わなかったのですが、当時書いたテキストがPCから出てきて色々思い出してしまい…彼女はどんな気持ちで行為に及んだのか聞いてみたいな、なんて思ったり。もちろんこのサイトにはいないと思うのですが。
女性は世間で言われるように恥らしく従順で、男の欲望を受け入れるだけ存在…なのではなく、時としてその思いを爆発させるのだいということを、彼女は何も知らない少年だった僕の体に刻み込んでいきました。そして僕はこれをキッカケに僕は電車でのあれこれを調べ、ナンネに来るようになりました…
(昔はヤ〇ーから公式リンクされていたので、DEEPな掲示板なのに一般人がすんなり来れてしまうようなサイトでしたね。)
長文の体験談の投稿は初めてなので乱筆お許しください。
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それはまだ僕が高校生の頃。通学に使っていた中距離電車は、まだ古い車両を使っていた。15両編成を10 5両で構成していたので、ホームの中頃に運転台のある車両がきて、運転室の真ん中を貫通路にして細い渡り廊下のようにし、隣の車両と行き来できるようにしていた。ここはレールからのがうるさいし、ドアからも遠いので普段は人があまり密集しておらず、落ち着いて参考書を読みたい僕のお気に入りの場所だった。この日乗った列車は、貫通路の先がグリーン車になっているユニークなもので、しかもラッシュ時間帯にはグリーン車への扉が締め切られるので、連結部までがちょうど袋小路のようになっていた。
その日は、他線で事故が発生したとかで電車は普段よりも混雑していた。奥の通路まで人が入ってきて、Sb駅を過ぎるころにはその袋小路も人でぎっしりとなり、僕は連結部の寸前まで追い込まれた。その時僕の前に立っていたのが彼女だった。早い話、他の乗客から死角になるゾーンだったので、彼女も大胆になったのだと思うが、それは後から気が付いた話だ。
背の高いスラっとした体系で170cmくらいだろうか。冷房対策に羽織った長いカーディガンが膝上くらいまでのびており、ハイウエストでふわっと長いAラインのスカートをはいている。巻きスカートというのだろうか、サイドに深く入った切れ目から時折白い足が見える。スリットは大胆にも腰近くまで切れているようだったが、上端はカーディガンによって巧妙に隠されている。
男が分かりやすく興奮するミニスカートと比べれば、夏なのに足腰のほどんどを露出せず衣の中にしまい込んだその姿はとても上品で、高校生の自分にはとても大人の女性に見えた。たまに見え隠れする細い足だけが、控えめに色気を主張しており、長い髪を後ろでまとめた雰囲気も大人っぽい。歳はたぶん30前後くらいで綺麗な人だなというのが第一印象で、でも綺麗だけど、自分の恋愛対象にはならないだろう、なんて生意気なことを思ったりもした。
一番大きなターミナルのS駅を過ぎると、もう普段のラッシュ時間帯以上の混雑となり、隣の人や壁と密着せざるを得ない状況になった。彼女も出口サイドからの圧力を受け、僕に背中を預ける形で接触した。僕の後ろはもう連結部なのでなんとか押し返し踏みとどまる。僕も彼女も手すりを掴んでなんとか距離を取ろうとしている。
「すいません」「大丈夫です」
お互いそれが不可抗力であることはわかっていた。僕の太ももが彼女の腰からお尻のあたりにに時折触れるが、不自然な態勢でない。今日は電車が遅れて混んでいるのだ。仕方ない。そうお互いに言い聞かせている息遣いでもあった。
密着してみると彼女からは香水の香りがする。爽やかな柑橘類の香りが鼻をかすめたかと思うと、バラのような華やかでスッとした刺激が鼻の奥を突き刺し、至近距離にオンナがいることを主張する。距離を取らなければと思っていると、最後にバニラのような甘みがやってきて、心地よい安心感を誘う。香水のフレーバーが一周すると、なぜかそこから離れ難く、ずっと香りをかいでいたい気分がしてくるから不思議だ。オトナの女性はこうやって男を落とすのかな…そんなことをぼんやり考えていた。
それでも現実の僕のは変な動きをして痴漢に間違われないよう、体をこわばらせて際どい動きを避けていた。上半身は接触していたが、下半身はどうにか数センチの隙間を確保していた。しかし、その状態が1・2分続いたあと、僕は異変に気付く。電車が揺れる度に彼女のお尻がだんだんこちらの股間にぶつかる回数が増えてきているような気がするのだ。ここから、僕と彼女の駆け引きが始まった。
僕は、意図的に動いているように思われないように、でも少しずつ少しずつ、体の軸の中心が外側にずれていくよう、亀のようにゆっくりと体を動かした。彼女のお尻が当たらない位置に腰を落ち着けるためだ。しかし、彼女はウサギだった。電車の揺れをアリバイにして体を圧し込んでくる。僕が亀の動きで稼いだキョリは、彼女のラッシュ1回で帳消しになった。揺れが収まると、彼女と僕の下半身は元の距離感に復帰したが、靴を踏みかけて足の向きを直したりしているうちに、肩幅までぴったり重なる立ち位置になってしまった。僕の突起部分は彼女のお尻の先端に意味もなく引っかかっていた。
この人、嫌じゃないのかな?体がぶつかってると思ってないとか?
ともかく彼女はそれを避けるそぶりもなく、それ以上接近するでもなく、静止したままだ。触れるか触れないかのほんの微妙なタッチで接触している状態が続く。中途半端に触れていているせいで衣服が擦れる感触がしてこそばゆい。きっと彼女もそう感じているはずなのだが…何がしたいのだろう。
突起部分の現在地は彼女の左尻の中腹、五合目くらいだった。僕は迷った。右に行けば体の中心と中心が重なってしまう。でも左に行けば彼女のお尻の輪郭をなぞるように股間より強くお尻に当たることになる。それは避けたい。それにまだ彼女が意図的に接触してきているという確証はない。こちらが動けば誤解される恐れもある。しかし、彼女も不自然なふくらみが当たっていることは気が付いているはずだ。うーんどうすれば…そのまましばらく考えて、僕は腰を後ろに引いてみることにした。上半身で彼女を押しながら、密着していた下半身に隙間を作ってみた。とても自然な行為だ。でもこれが間違いだった。
普通、超満員の電車で不可抗力的に誰かと接している場合、自分が無理に体を動かしても相手からは離れられない。周囲からの圧力で密着しているからだ。しかし今回、時間にして10秒ほど、数センチの隙間ができた。10秒というのがポイントで、つまり実は隙間を維持できるほどの圧力しか彼女にはかかっていなかったのだろう。僕が腰を引くと、彼女は少し戸惑ったようだった。僕が触れ合うことを拒否したのが意外だったのだろうか。上半身で僕に体重を預けたまま、より所をなくした下半身が所在なく居場所を探してフラフラしていた。その隙間を維持することもできたはずだが、しかし彼女は態勢を整えると、ゆっくりと、おそるおそる距離を詰めて重なってきた。先ほどまでは背中をこちらに預けることで下半身を自由に動かせるような態勢だったのに、今回は少し腰を突き出したような姿勢で、お尻から彼女の体重が感じられた。押し返しても離れず、彼女がコントロールした重さが返ってくるので、彼女の意思で密着しているらしかったし、私はあなたと触れ合っても嫌ではないですよ、というメッセージのようにも思われた。
そうこうしているとI駅に着いた。僕は降りなかった。降りてもよかったが、今はまだ不可抗力で密着している状態が続いているだけとも言える。ドアまでは遠かったし、誰にも見られていない。ぼんやり考えていたら降りるタイミングを逃してしまい、電車はI駅から更に乗客を詰め込んで発車した。