もう十年も前の話ですが、聞いて下さい。
当時俺22才、草野球チームに所属、そのチームの忘年会でのことでした。
飲んでしゃべって笑って、楽しい忘年会でしたが、草野球チームですので男ばっかりの忘年会です。
その様子を見ていたと言う、女性ばっかりのグループが声かけてきて、チーム最年長で監督兼主将の人が、良かったら一緒にとなり、合流してきました。
年齢層は40代~50代くらいの女性グループは、熟年離婚した×付きグループだったのです。
チームの仲間10数人と、女性グループ7人のごちゃ混ぜになりました。
おばさん連中とはいえ、女性が加わったことで、さらに忘年会は盛り上がりました。
女性グループもそれは同じようでした。
うちのチームは俺を最年少に、監督兼主将の最年長の人46才、20代~30代中心、おばさん達からすれば、若い男性に囲まれ、盛り上がったました。
居酒屋での一次会がお開きになり、先輩の誘いで二次会へと流れると、女性グループ7人のうち3人がついてきました。
最年少22才の俺、まだ酒もさほど強くない俺は、二次会の途中で潰れてしまって、記憶を失いました。
よくあるパターンと言われそうですが、次に気づいたのは、もうホテル、隣には全裸のおばさんが1人、寝てました。
えっ?そう思いましたが、頭はぼーっとしてました。
二次会のカラオケスナックで、ずっと俺の隣にいた、名前は確か順子(字は不明ですが実名)とか言ったっけな~、ぼーっとする頭で思い出していました。
裸でいるってことは、やっちゃったのかな?
でも俺のチンチンには、やった形跡がないし、こんなおばさんとやっちゃって、つきまとわれたりしたら嫌だなと思った俺は、逃げちゃおうかなとか考えてました。
とりあえず喉が乾いた、テーブルにペットボトルのお茶を見つけ、順子を起こさないように、そろ~っとベットから抜け出ました。
お茶を飲み干す、まだ順子は寝てる、ソファーにたたまれた俺の衣服を発見、それを取りに行こうとしたときでした。
「俊樹君、起きてたんだ」
心臓が飛び出るくらいびっくりしました。
あたふたする俺、服を取りに行こうとしたのを察知した様子の順子でした。
「ちょっと~、逃げようとしてたの?もしかして」
「いや、その、順子さんに、変なことしたのなら謝ります。ごめんなさい」
順子は身体を起こして、近寄ってきました。