もう30年以上前の話しになります。
私は両親の作った借金のため、小学6年から約一年間、愛人生活を強いられた経験があります。
その体験談をしたいと思います。
愛人生活を体験したことは事実ですが、登場人物の氏名は仮名で 、話しに脚色していることをご了承下さい。
同時、私はごく普通の一般家庭の暮らしをしていた本当に普通の小学生でした。
六年生に進学して間もなくでした、私が学校から帰宅すると、居間で見知らぬ男性と両親が何やら、深刻そうな話をしていました。
私はとりあえず、その男性に挨拶をして、自分の部屋に入りました。
その時は(何の話しだろう?あの中年男性は誰だろう?)くらいに思っていました。
それから数日して、また同じ光景にでくわしました。
私が挨拶をして部屋に向かおうとすると、父に呼び止められ、ここに来なさいといわれました。
私は言われた通り、両親の間に座りました。
気づけば、母は泣いていました。
向かいに座っている中年男性はタバコを燻らせながら、私をじろじろとみています。
その席で私は唐突に告げられたのです。
土日、そして平日の何日かは目の前の中年男性の所で暮らすようにと…
当然、訳がわからない私は拒否しました。
父はただ私にいう通りにしろといい、母は咽び泣いているだけ。
すると、中年男性は私に、両親が自分に借金があり、返すのが大変でその代わり、借金を無しにしてやるから、自分の愛人になれと言ったのです。
当時の私に(愛人)とはどういうものかわかるわけもなく、父はこの人のお世話をしに行くことだといっていました。
更に私が拒否すると、中年男性は薄ら笑いを私に向けて、
「ナオコちゃん?嫌ならかまわないんだけれど、そうすると、お父さん、お母さんが困るし大変な事になるよ?ナオコちゃんも学校に行けなくなるしねぇ?」
何故学校に行けなくなるのか意味が分からない私。
男性は借金を返さないのは犯罪で、両親は警察に捕まって、刑務所行き、学校にその事が知れれば困るんじゃないの?
と、大人には通用しないデタラメの説明。
後で分かったことですが、両親というか、父が友人に騙され、連帯保証人になってしまい、その借金を負わされたらしく、中年男性は所謂ヤクザまがいの高利貸しだったようです。
初めは、母が愛人になるという話しだったらしいのですが、中年男性はロリコン趣味の性癖でした。
両親も勿論初めは私を差し出すような事は拒否したらしいですが、脅され、凄まれ、泣く泣く承諾してしまったということでした。
結局、私の意思に関係なく、中年男性の松岡の愛人にさせられてしまいました。
愛人の意味も、何をして何をされるのかもわからないまま…