NHK朝の連続テレビ小説が4月から「梅ちゃん先生」が始まった。
終戦直後の有様を見て、僕の忘れられないことを思い出した。
当時僕は小3で上に小6の姉と女学生の姉がいて、母と4人だった。
父は戦争に行ってまだ帰らず、家は空襲で焼かれ、3畳くらいの
雨漏りのするバラックで着の身着のままの乞食のような生活を
していた。母は燃え残った衣類を持って買い出しに出かけて、
一家の食料を調達していた。
ある夜、がらりと戸を開けて、数人の男が入ってきた。
「食料はないようだが女がいるぞ」
男たちは母と姉たちに襲いかかった。母と姉は悲鳴を上げて
逃げようとしたが男たちに押さえつけられた。僕が飛びかかってゆくと
張り倒されて意識を失った。
気がついたとき、僕はぐるぐるまきに縛られて転がされていた。
そして、目の前で母と二人の姉が下半身を脱がされてその股間を
男が貫いて動いていた。しばらく動いて離れると、すぐ次の男が
のしかかって同じように腰を振った。数人の男が交代で母と二人の
姉にそれぞれ乗った。つまり一人が3回づつやったようだ。
母と姉たちは数回されたわけだ。小6の姉は当然処女だった
から、股間から鮮血が流れ出ていた。男たちが引き上げた後
しばらく3人は死んだように動かなかったが、やがて母がのろのろ
と起き上がって姉たちの身体を拭いて下着を着けた。
僕の縄もほどいてくれた。
あれから60年以上たった。もう母も姉たちも亡くなって僕も
後期高齢者になった。思い出しても胸の痛む思い出だ。