私は小5の頃マンガ本を何度も万引きしていました。
その日も学校帰りに、何度も万引きをしている本屋にいきました。
少女まんがコーナーで立ち読みをしながら回りをうかがい、カバンの中に2、3冊の本を入れました。
そのあとドキドキしながら少し立ち読みを続けて、それから店をでました。
しばらく歩いて近くの公園で万引きした本を確認していると、いきなりデジカメの画面を見せられて「これ君だよね」と言いわれました。
そこには、さっきの分だけじゃなく数回分の私が万引きする姿が写っていました。
私が絶句していると、おじさんは「君、私立の○○小の子だよね?万引きなんかバレたら大変だろうね」とニヤニヤしながら言いました。
「君、何年生?」と聞かれ「五年です」と震える声で答えると、「じゃあ、どうすればいいか分かるよね」とイヤらしい顔で言いました。
私は「なんでもいますから、学校には言わないで」といってしまいました。
「よくできました 」そう言うと、おじさんは私の手を掴みトイレに連れていきました。
私は抵抗する事もできずに大人しくついていきました。