介護実習で担当したお爺さんにセクハラをされたことが忘れられません。
初めは周りにも人がいたので何事もなく、不慣れな私をむしろ指導するくらいに良くしてくださっていたのですが、
歩行介助のために二人で歩くようになるとセクハラが始まりました。
園内にある散歩用の緑地は基本的に開けているのですが、一部には頭まで隠れて傍からは見えなくなってしまうような
背の高い垣根で囲われた道があり、その人目につかないところに入った途端にお爺さんの手がお尻に伸びてきたのです。
不可抗力で当たったのではなく、「かわいい子が来てくれて嬉しいねぇ」といやらしく笑いながら。
こういうことをする人がいるのは聞いていましたし、毅然と対応するようにとも教わっていましたが、
実際に遭遇するとどうすればよいのかわからず、屋外で堂々と触られたことも併せてとても混乱しました。
必死で何かしないといけないと考えるのですが、セクハラをしてきてもお爺さんが体を悪くされていることは事実なので
突き離すようなこともできません。
結局、私の対応は拒絶には程遠い、軽くたしなめるだけというものでした。
そんなだからかお爺さんにはセクハラをしても大丈夫な子だと認識されたのだと思います。
言う側だって恥ずかしいのではと思えるようないやらしい言葉を私にかけながら、
人目につくところに出るまでお尻を撫でている手を離してくれませんでした。
その後にまたお爺さんと一緒になる日があり、目が合うと、そうとわかるくらいに顔を明るくされました。
そして私の耳元でねっとりと言うのです。
「また担当してくれるってことは、誰にも言ってないんだね?いい子だぁ」と。
またセクハラをすると宣言されたと同時に、私もそれを嫌がっていないと思われてしまったのです。
あのときのどうしようもない気持ちは言葉にできません。
それでもやめてくださいとは言ったのですが、お爺さんはうんうんと頷きながら嬉しそうにするばかりでした。
そして今度は撫でるだけではなく「よぼよぼの爺は握力も鍛えないといけないね。グー、パー、グー、パー、って。
みほこちゃんのお尻は柔らかくて手によく馴染むよ」と揉んでこられたのです。
更に後日にはお尻の割れ目までなぞられるようになり、もう片方の手で胸も揉まれました。
今思えば外にも防犯カメラがありましたからそれに映っていそうな気もするのですが、お爺さんはお構いなしでした。
私はと言えばそこまでされても相変わらず、だめですとか、やめてくださいと小さく言うだけで、
それはきっとお爺さんを喜ばせるような反応だったのだと思います。
セクハラをされ始めて何日目かのことです。
怖さや気持ち悪さはもちろん、強く拒絶したときにどういう反応をされるのかわからない不安や、
いいように触られている恥ずかしさ。それを報告できないでいる自分へのもどかしさ。
そんないろいろな感情で一杯になって、ついには泣きだしてしまいました。
さすがにそうなるとお爺さんもやりすぎたと手を止めて謝ってくれましたが、
謝るくらいなら初めからしないでほしいという一言すら私は言うことができませんでした。
泣きながら施設に戻ったことで他のヘルパーさんの目に留まり、お爺さんと離してもらえたことでセクハラは収まりました。
ただ、実習が終わった今も、ふとした拍子にお爺さんの手の感触を思い出すことがあります。
撫でまわさられ、揉みしだかれ、割れ目をなぞられた感触です。
はぐらかさずに言えば、お尻の穴をぐりぐりと刺激された感触です。
お爺さんはそこから更に先にある部分が湿っていたことも知っていました。
「ケツ穴ほじられて濡れるんだ?嫌がるフリだけで喜んでたもんね。むっつりスケベなまんこちゃんだぁ。
ほら、イクイクしてごらん?爺にまんこちゃんのイクイク見せて?メスは表でケツ穴イクイクするんだよ。
恥ずかしいまんこだねぇ。変態まんこ。ドスケベまんこ。はやくイクイクしなさい!」
興奮でエスカレートしていくお爺さんの声ははっきりと覚えています。
泣きだした一番のきっかけは、この言い返せない罵倒でしたから。
あのセクハラの影響で、訪問先のお爺さんに辱められるというシチュエーションの動画を見るようになりました。
敷地内とはいえ、お庭や縁側など屋外と言える場所でお爺さんの好きなように虐められるシーンは胸が苦しくなります。
手ではなく、杖を股に通されて意地悪をされたり、他の数人のお爺さんに紹介されてしまうシーンも…。
そんな動画を見たり、お爺さんを思い出しては、これから勤務先で別のえっちなお爺さんに出会う可能性もあるのではと、
そう考えてしまう自分がいます。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。