就職が決まって一人暮らしが始まりました。
お仕事のことについてすごく緊張していたのですが、私にとって初めての一人暮らしだったのでとても弾んだ気持だったのを覚えています。
私の初めての一人暮らしは会社からは少し遠いのですが、あまり大きな感じではないマンションでした。管理人の方もいてオートロックなのでとても安心していました。
管理人さんは、お父さんくらいの年齢でとても優しい感じの方でした。
「困ったことがあったら何でも言ってね。」
管理人さんに会うたびに口癖のようにそう言ってくれました。
入居してから半年たったくらいのころだったと思います。
帰ってきた私に管理人さんが
「宅配便、届いてたよ。」
と、私に小さめの段ボール箱を渡してくれました。
「あ、どうもすいません。」
お礼を言う私に管理人さんは、
「いや、これも仕事だから。」
そう言いながらにこにこ笑っていました。
私は管理人さんの親切さに心打たれながら部屋に帰りました。
受け取ってはみたものの、送られてきた荷物には全く身に覚えがなく、宛先の会社も初めて見たものでした。
しかし、宛先には私の住所と名前がありました。
何かの間違いかも…。間違いなら送り返そう。そう思いながら箱を開けてみることにしました。
開けてみると中には、小さな・・・今ならわかるのですが、ピンク色のローターが入っていました。その頃の私は、何かいやらしいものということはわかるのですが、どうやって使うのかもよくわかりませんでした。
どうしてこんなものが送られてくるのかよくわからないまま箱の中に入れて部屋の隅に置いておきました。
それから数日後、ロビーにある私の郵便受けには一通の郵送が入っていました。
表には私宛になっており、差出人は書いてありません。切手も貼ってなかったので、誰かが郵便受けに入れたものだと思いました。
部屋に帰り、封筒を開けてみると中には手紙が入っていて、
『私からの贈り物、気に入ってもらえましたか?使い方は、クリトリスに押し当ててみてください。クリトリスを刺激するオナニーが好きなあなたならきっと気に入ると思いますよ。』
それでも私は、これはただのいたずらだと思いました。
何日かは手紙もローターも放置したままだったのですが、ある日私は・・・。
手紙にもあったように枕に股間を押し付ける・・・そんな行為を中学生のころからよくしていました。でも、そんなことは女性ならよくしていることだろうと思って、言い当てられたことを気にしませんでした。
あのローターをあんなところに押し付けたら・・・。一度だけ・・・そう思いながら私は箱を開けてしまったのです。
枕の上にローターを置き、下着をつけたまま股間を押し付け、スイッチを入れました。
枕の上に置いたのでは、すぐに私の敏感なところからずれてしまいます。
下着を脱いで、私はローターを直接敏感なクリトリスに押し当てました。
今まで感じたことがないしびれのような快感。体を突き抜けていくようです。ローターを押し付ければ押し付けるほど腰が浮き上がっていき・・・今まで感じたことがないような絶頂を迎えました。
終わった後に私は快感よりも羞恥心を強く感じ、いたずらでもらったものにこんなに感じてしまったことを後悔してしまいました。
でも、それ以後、枕での行為では満足できなくて何日かするとまたローターを取り出して・・・。何日もしないうちに私はローターを箱にしまわずに引き出しにしまっておき、好きな時に使っていたのです。
(続く)