中学3年の時にそのバンドを知りました。
マイナーなバンドだったけど私は詞も曲の好きで、いつかはライブに行きたいと思っていました。
そのバンドの事を友達とかに話しても、あまり良い反応はされませんでした。
そして、高校入学してからも私はそのバンドが好きで、夏休みに行われたライブに参加しました。
友達にはそのバンドのファンの人が居なくて、私は1人で参加しました。
ライブが始まると異常な盛り上がりで、知らない人とも仲良くなりライブ会場は一体感で凄かった。
あっと言う間にライブは終わり、仲良くなった人とLINEの交換なんかもして会場を後にしました。
ギリギリ終電にも間に合って最寄りの駅に着いた頃には、駅前は静まり返って家までは歩いて15分位なので歩いていました。
駅から離れると私の家の有る方向は、民家はまばらになって街灯が等間隔で何とか道路を照らす位の明るさでした。
暫くすると後ろからライトで照らされ明るくなり、私の横をスクーターが通りすぎ行きました。
心細い中でライトの灯りはほっとしてて、ぽっんと有る空き家を過ぎると家までは5分位でした。
空き家の前に来たとき、突然空き家の庭から誰かが飛び出して来て、私はその人とぶつかり道路に倒れてしまいました。
その人は私に近寄り謝るのかと思ってたら、いきなりお腹を蹴られて私は息も出来ない位の痛みでお腹を押さえて居ました。
腕を引っ張られ、引きずられ空き家の庭に連れて行かれ、パニックになり声も出せないまま逃げ様と暴れたら、今度は拳で何度お腹を殴られて意識が遠退く感じの痛みでした。
その人は、はぁはぁと息を上げて私の着ていたTシャツを無理やり引き上げるとブラジャーを千切る様に脱がしてきました。
抵抗する力も出ないまま、私は絶望感で一杯でした。
スカートの下のショーツに手がかり脱がされると、その人が体を密着させた時にありったけの力を出して逃れようとしたけど、またお腹を殴られて力が抜けてしまいました。
ライブの疲れと、お腹を殴られた痛みで力が入らなかった。
その人は力の抜けた私の脚を開き、手で無茶苦茶いじったり、乱暴に指を中に入れたりしてました。
ライブで楽しかった思い出が一瞬で悪夢に変わってしまいました。
硬くなってる物を押し付けると激痛が体に走りました。
例えようの無い痛さが一点に集まり、その人はお構い無し痛さを与えてきました。
脚の付け根に打ち付ける様に体をぶつけ、はだけてる私の胸を揉みながら動いていました。
一瞬、道路を通る車のライトの光で若い男の人だと分かりましたが、その人の顔は怖い顔でした。
男の人は、うっ、と声を一瞬出した後は動きがゆっくりになりました。
でも少しするとまた動き始め、また痛みが襲ってきました。
男の人が私から離れると、エンジンのかかる音がしてました。
しばらくは動けないでいたけど、力を振り絞り体をお越し引きちぎられたブラジャーとショーツを手に取りTシャツを身に付け、脚の付け根辺りに痛みがするのを我慢して、重い足取りで家に帰りました。
幸い家族はみんな寝てるみたいで、引きちぎられたブラジャーやショーツ、泥まみれのTシャツとスカートもビニール袋に入れてベッドの下に隠し、洗濯したての下着とパジャマを持ってお風呂に入りました。
脚につたう血と男の人が出した液体を見て、更に後悔しました。
シャワーで何度も何度も洗ったけど、男の人が出した液体が出てくるような感じでした。
次のに日、着なくなった服と混ぜてビニール袋に入れた昨日の服を入れて処分しました。
親にも親友にも相談できなくて、1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎ、その間生理も来なくて、レイプされた事も忘れたくて半年以上が過ぎた頃に妊娠が分かりました。