同窓会に参加しました
彼らが参加する事は知っていました
4人とも来ると知っていました
会場に到着した時も、誰と話している時も、意識は彼ら4人に向いていました
その姿を見た瞬間に後悔しましたが、できるだけ隠そうとしました
いくら笑顔を取り繕っても心が落ち着く事はありませんでした
そのせいか、飲みなれないお酒を、周りに飲みすぎだと注意されるくらい飲んでいました
時間がたつにつれ誰もが酔い出しました
いつの間にか4人は集まり、離れた席で私の方を向いて座っていました
ニヤニヤ笑いながら、時おり私を指差していました
トイレに席を立ちました
誰と誰が一緒にトイレに行く・・・そんな学生時代の暗黙のルールなど当然崩れていて、一人でした
トイレから出ると彼らが立っていました
トイレから廊下に出るまでの数メートルの通路を塞ぐようにしながら私に近づいてきました
私は動けずにいました
「久しぶりだな」
1人が私の後ろに回りながら話します
「この後、時間あるんだろ?」
別の1人が、うつむいた私の顔を覗き込みながら話してきます
私は勇気をふりしぼり、男の目を睨みました
けれど男はニヤついたまま表情すら変えずに言葉を続けます
「ちゃんと来ないと、何されるか覚えてるよな?マン子」
彼らと居るときだけの昔のアダ名に、全員が笑います
「わかったのかよ?マン子」
後ろに回った男が私のお尻を左手で掴みながら脅します
私は震えながら頷きました
「どうせ、欲しかったんだろ」
「犯されたくて来たんだろ」
汚いビジネスホテルのベットの上で、犯されながら言われました
もしかすると、そうなのかもしれない
そんな風に考えていました
「昔みたいにしてみろ」
「さっさとしろや、チンポに吸い付いてピース」
「よし、こっち向け」
「次こっち、おー学生証が免許証にレベルアップしたな」
1ヶ月経ちます
お盆が近づくにつれ、彼らからのメールが増えています