今から5年前の夏、学校の部活帰りに襲われました。
その年の春に別のクラスの子がやはり部活帰りに駅のトイレでレイプされ、翌日に電車に飛び込み命を断つ…と言う件があったばかりで、それ以来女子は部活を早めに切り上げて帰宅したり、部活そのものを辞めてしまう子もいるほどショックな事件でした。
そんな事があり、県大会が間近に迫っているにも関わらず私も部活を早めに切り上げて家路についたのですが……。
当時通っていた学校は駅からはバスで15分くらい。
歩けば40から50分ほどの距離です。
その日、乗る予定のバスに間に合わず、徒歩で通学してる友人と駅方面に歩き、駅まで数分の交差点で別れました。
駅が真っ正面に見え、事件以来駅が見えるとホッとしたものです。
でもその日はちょっと違っていました。
下水道の工事とかで僅か数十メートルではあるけど、迂回をしなければいけませんでした。
道路の標識どおりに歩くと、かなり朽ちている民家の前にでました。
道一本違うだけですが表の通りとは大違い。
外灯も人通りも殆どない通りです。
ちょっと早足で脇目も振らず駅に向かいました。
と、正面から男の人 が数人、何か喋りながら歩いて来ます。
すれ違い様にお腹に凄い痛み。
私はお腹を押さえてその場にうずくまりました。
同時に口を塞がれ、そのまま廃屋に連れ込まれました。
男は3人。顔ははっきり解りません。
背後から抱き締められ、胸を触って来ました。
口を塞がれたままで声も出せず、廃屋の中は男たちの荒い息づかいだけが聞こえていました。
やがてスカートをたくしあげられ、下着を脱がされ…。
ひとり目が入って来ました。
あまりの痛さにその後の記憶が…。
気がつくとまだ行為の最中でした。
レイプされたんだ…
涙が溢れて来ました。
男は更に強く突き上げて「うっ!!おぉ!!おぉ!!やばっ!中に出しちまった!」
「お前責任とってその子の彼氏にでもなれよ!」
笑いながら言う男の声が聞こえました。
「次の女探そうぜ!」
男たちは廃屋から出て行きました。
寝かされていた布にはドロドロの精子と真っ赤な血が…。
妊娠はしませんでしたが、精神的に参ってしまい、学校を1年間休学しました。
今は週に2回、病院で「心」のケアを受けながら普通の会社に勤めています。