半年くらい前、女癖が悪い琢磨と別れて、しばらくして今の彼と付き合い始めました。
琢磨と違って私だけを想ってくれる人でした。
琢磨とは、別れたというよりは一方的に私が彼と住んでいた家を出たのですが・・。
その頃は、他の女の人と浮気をし、帰らない日もある琢磨を待つのがつらくて、この先が不安でたまらなくて別れることを決意したはずでした。
もう会わないと決めて出たはずなのに、何度も琢磨から連絡があり、琢磨の言葉に気持ちが揺らぎ、私は会いに行くようになってしまいました。
琢磨には彼氏ができたことも話しましたが、琢磨はお構いなしでした。
「早く俺のところに戻ってきてよ」「俺以外の男で満足できるの?」と言いながら私を抱きました。
今、自分のしていることは、昔琢磨がしていた事と同じことです・・。彼氏の目を盗み、こうして琢磨に会いに行く自分がいました。
心は琢磨から離れているのに、体が離れられずにいました。情もありました。
琢磨はそのうち、私の体に跡をつけるようになりました。それはエスカレートしていき、Hの最中に私の携帯が鳴り、彼からだとわかると私を電話に出させました。
必死に我慢する私を苛めるように刺激してきました。
「声、、聞かせてやればよかったのに」と私を攻めました。
そんなことをしていて、彼が気が付かないはずはありません・・。
時々、疑うようなことを口にするようになりました。
私は罪悪感でいっぱいでした。もう、琢磨とは別れて、ずるい考えですが、このことは嘘をつきとおそうと思いました。
でも・・私が琢磨に会いに行っているということがばれる決定的なことが起こりました。
後に聞いたのですが、琢磨は私の携帯を勝手に見て、彼の携帯に電話を掛けたみたいでした。
「そろそろ有紀返してくれない?昨日も有紀俺に会いに来てたんだよ。跡つけたから探したら?」と。
彼が疑っていたことと、琢磨からの電話で・・今までの事が一本の線でつながったんだと思います。
その夜、彼は怖いくらいに不機嫌で「話がある」と私を彼の家に呼びました。
その口調から、琢磨の事だと思いました。
そして嘘をつきとおそうと・・そう思って出かけました。
彼は、私が来るなり、ソファに押し倒しました。すごい力でした。
抵抗する私の頬を、平手打ちしました。
そしてブラウスのボタンを引きちぎり、脱がせてきました。
手で隠そうとする私の手をつかみ、縛りました。
そして胸の下にある、赤くなった部分を見つけ「何?これ」と私を見ました。
声も出ず首を横に振るしかなくて・・。
彼はスカートと下着も脱がせました。逃げようとすると押さえつけられました。
まるで体にある跡を探すかのようでした。
「会ってんの?あいつと」と言われて首を横に振ると「白を切るつもり?」と私の足を開くと自分のものを入れてきました。
「痛い・・っ」と泣きだす私のことなどかまわず、彼は私の腰をつかんで打ちつけました。
「昨日はやさしく抱いてもらった?同じようにしても面白くないよね」と胸を強くもみ、苦痛で泣く私に「お前が悪いんだろ」と吐き捨てました。
そういわれて、私は一切の抵抗をやめました。
彼の言う通り私が悪いんです。彼に非はありません。
彼を裏切ったんだから何をされても仕方ないと思いました。
痛くて辛かったけど、これで許してもらおうとは思いませんでした。
彼は、初めて避妊してくれませんでした。いつもはしてくれていたんですが・・。
彼は私から離れると無言でシャワーを浴びに行きました。
いつもは優しい彼をこんなふうにしてしまったのは私の責任だと思うと、申し訳なくて涙が止まりませんでした。
起き上がろうとすると、彼が私の中に出したものが流れてくるのがわかりました。
服を拾い、着ました。ブラウスはボタンはなくなって前を止めることはできなかったけど、シャワーから帰ってくる彼に、嘘をつきとおせる自信がなくて・・帰ろうと思いました。
靴を履いているとき、彼が風呂から出てきました。
「お前、なにやってんの?」と引き止めました。「帰る・・」と言うと「その格好でかよ・・」と部屋に戻されました。
彼の顔を直視できなくて何度も「ごめんなさい」と謝りました。
謝ったら、琢磨とのことを認めたことになると思ったけど、ほかの言葉が見つからなくて。
彼は「今日はこの話はやめよう。また話そう」と言い、「ごめん、痛かったよね」と言ってくれました。
明日、彼の家に行くことになっています。琢磨の話になると思います。
私は、正直に話すべきですか・・。
話さないほうがいいでしょうか・・。