2人は制服姿だった。なお兄さんは最初にあった頃の制服で、文乃さんも久しぶりに見る格好だった。
白いブラウスにネクタイ、青いスカートを履き、裸足に黒い靴という姿だった。
2人はそのまま深い川がある森に入った。僕は見つからないように後をついていった。
僕たちがいつも遊ぶ水辺は浅いところだ。深い川は流れもあるので滅多に行かない。
しかし、2人はずいぶん奥まで行き、僕たちが見たことないような場所だった。そこに滝壺もあった。
深い川を囲む大きな岩がいくつもあった。文乃さんとなお兄さんはその一つに腰かけた。僕は岩の陰に隠れながら2人を見ていた。
青空の下でセミの鳴き声や川のせせらぎが聞こえる中、2人の雰囲気は姉弟のそれではなく、男女のそれになっていた。
なお兄さんを弟のように見ていたという文乃さんの目は、僕たちを兄妹のように見ていた文乃さんの目と明らかに違う事をすぐに理解した。
同じくなお兄さんの目も文乃さんを姉として見るような目ではない。
「あの時はごめん。でも謝りに来ただけじゃないんだ」「なら、行動で見せて・・・」
そのセリフを合図になお兄さんは文乃さんにキスした。ぺちゃぺちゃと舌を絡ませる濃厚なものになっていた。
僕が息を殺してその光景を見守り続けた。
濃厚なキスを終えた後、文乃さんは立ち上がった。白いブラウスのボタンに手を付けてプチプチと外し始めた。
ネクタイも緩めて外した。ブラウスを脱ぐと黒いタンクトップがあらわになった。次に靴を脱ぎ、スカートも脱いだ。
黒いタンクトップと白いショーツだけの下着姿になる文乃さん。しかし、それで終わらない。
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