私の住んでいるアパートの隣の部屋には、さえない感じの大学生くらいの男の子が住んでいます。この男の子とは生活時間が似ているようで、出勤時や帰宅時にしょっちゅう玄関で出会います。3年前に彼が引っ越ししてきてから数え切れないほど会っているので、挨拶はもちろん一言二言ことばを交わすこともあります。ただ名前は知りませんし、実際に大学生かどうかも分かりません。
部屋は壁が薄く、トイレを流す音やドアの開閉音がすべて聞こえてきます。この3年で彼が女の子を連れて来たことは私が知る限り一度もないので、きっと彼女はいないのだろうと思います。
そして私の密かな楽しみとして、さえない彼にオナニーをした際のあえぎ声を聞かせてあげています。
初めはたまたまでした。夜になっても彼が部屋に帰っておらず、忘年会シーズンだから彼も忘年会かなと思いました。今日は帰りが遅くなるだろうからと、久しぶりに声をガマンせずに思いっきりオナニーをしました。いつもは隣に聞こえるだろうからと声を抑えていましたが、やはり声を出してのオナニーは気持ちいいですね。何度イッたか分からないくらいイッてしまいました。しかし余韻に浸って放心状態でいる時、なんと彼の部屋からトイレを流す音が聞こえてきたのです。どうやら彼は私がオナニーに熱中していた最中に帰宅していたようです。
しかも運の悪いことに、翌朝思いっきり玄関ではち合わせしてしまいました。彼は驚いたような照れたような顔をしていたので、確実に昨夜のオナニー声を聞かれてしまっています。それに気づいた私も赤面し、お互いにぎこちなく挨拶を交わしてすぐに立ち去りました。
仕事から帰ってきて玄関を開けようとした私は今朝ここで彼に会ったことを思い出し、あんなにはしたなくオナニーしてしまったことに羞恥心を覚えました。でもふと、あの時彼がトイレに行ったのは私のあえぎ声を聞いてオナニーするためだったんじゃないかって勝手なことを想像してしまったんです。そしてもしそうだとしたら、私は彼女もいない冴えない彼のオカズになってあげないといけないとなぜか思ってしまいました。
それから私は彼が帰ってきているのを確認してからオナニーをするようになりました。もちろん声は抑えずに。そしてただあえぎ声を出すだけではなく、自分が今どこを触っているか、どんな風に気持ちいいかを細かく口にするようにしたのです。その方が彼も私がどんな状況なのかが分かりやすいと思ったからです。
「ああ乳首勃ってきちゃった」
「強くつまむと気持ちいい」
「おまんこすごく濡れてる」
「おまんこの奥にディルドが当たってイキそう」
「オナニー気持ちいい!」
そんなことを隣の部屋の彼に聞こえるよう言いながら毎晩のようにオナニーをしていました。そしてその後には必ず隣の部屋からトイレの流れる音が聞こえてきました。