こんばんは。いつの間にか11月になってしまいました。投稿内容にも変化をつけたいと思ったので、マンネリ解消の為に官能小説風のものを毎日少しずつ書いてました。
私の実体験に少し装飾した内容で、女性目線なので物足りなさはあるかと思いますが、興味を持っていただいて興奮してもらえたら幸いです。
【本編】
さおりは、淡い恋心にも似た、胸が熱くなる思いを隠せないでいた。
妻であり、母親である前に、女子であるからこその「性」への好奇心とも言うべきでしょうか。
…平日の朝。あわただしくも幸せな家族との時間は、温かな朝食が奏でる食器の音と、コーヒーカップから立ち上る香ばしい湯気のコラボレーション。
「今日も良い天気ね。行ってらっしゃい。」
どこまでも高く晴れ渡る青空の下、まぶしいほどの笑顔で最愛の夫と子供を送り出すと、誰もいなくなったキッチンには、蛇口からこぼれ落ちる水滴の音が…ぽちゃん…ぽちゃんと不規則に響いて、さっきまでよりも広く感じる部屋に独りきりになったさおりの表情は、無防備に緩んだ唇に虚ろな眼差しの大人の色気を映していた。
キンモクセイの香りが秋の訪れを知らせていた窓辺できらきらと戯れる日だまりをカーテンで遮れば、そこには男子禁制のプライベートな空間が出来上がる。
お気に入りの音楽が静かに流れる部屋の死角、決して誰にも見られてはいけない禁断の小箱がそこに隠されているのです。
さおりは小箱を取り出して、憂いを帯びた眼差しで中身を確かめた。一週間の長い眠りから覚めたのは、夫に内緒で購入した女の子専用の大人のおもちゃでした。フリルカットの水色のハンカチをめくると、赤い薔薇のようなシュシュを着けたピンクのバイブレーターが現れた。
「今日もいっぱいエッチしようね。」
たくましいフォルムに見とれて成熟した下半身にじわりと微熱を感じると、玩具にはまだ手を触れず、部屋着のワンピースの上から乳房に触れ、下腹部を撫でまわした。
「はぁぁ………」
ため息のような甘い吐息が、微かに開いた口元から漏れる。細く長い指に意識を集中させながら、敏感でデリケートな部分の緊張を解きほぐしていく。
それは、不機嫌な体をなだめていく行為。
人肌の温もりを残したままのワンピースをするりと床に脱ぎ落とすと、黄色いリーフの刺繍が入ったレース付きの白いランジェリー姿で、しつこいほどの愛撫を繰り返す。
さおりの妄想が始まる。…私はいつも誰かに狙われている人妻。夫の友人や会社の同僚と上司、保育園の送迎バスの運転手のおじさん、ママ友の旦那さん、お隣の学生さん、みんな私のスキを伺いながら優しい目の奥の獣のような瞳で私の裸を想像して性欲処理をしてる。そんな彼らの魔の手に堕ちた私は、冷たい手錠で体の自由を奪われ羽根をもがれたカゴの中の小鳥。妖しくうごめく数えきれないほどの指が、汚れなく透き通った柔肌を埋め尽くして、悪戯に性器をいじくりまわす。やめてください…私は人の妻です…そこだけは許してください…じゃないと私は…私は…。
さおりの妄想は膨らむばかり。
ショーツの真ん中のくぼみに中指を埋めると、そこは生暖かい液が染み込んでふやけていました。久しく染めていなかった黒髪がふわりと揺れれば、夕べのシャンプーの残り香が鼻をくすぐって儚く消える。
欲情にまかせてブラジャーのホックを外し、肩紐に指をかけて、恥じらいを込めてゆっくりと肌の上をすべらせれば、持て余した乳房は実りの時季となり誰かに狩られるのを待っているように色づいている。
二つの膨らみをわし掴みにすると、指の間からこぼれるほどの乳房の柔らかさを堪能したあと、ぴんと張りつめて硬直した乳首を指先で転がしては吐息を漏らし、呼吸は乱れる。
ぐっしょりと濡らしてしまったショーツに親指をかけ、悩ましく伸びた脚から脱ぎとっていく。
まだ温かいままのショーツのねっとり湿った部分を舐めれば、唾液と混ざり合って舌にまとわりつくいやらしい体液が糸をひいて切れた。控え目な酸味と塩分が口の中にひろがる。
みだらな行為に耽る自分に酔う。のぼせる。軽いめまいに襲われる。
…美味しい。…甘い蜜の香りと性器から分泌されるエキスの味。…私はこれが好き。
さおりの心の声がささやく。