我に返る保子
やっと我に返る保子。それから、夫から聞かれた質問に答える。「あたしは五歳の頃から初めて自慰をするようになったの。」「そのきっかけは。」「ほんまはあたしの父親から猥褻な行為を受けたためよ。」「キミの父親からって。何をされたんだ。もっと詳しく。」「父親に抱っこされていた時、いきなりスカートの中つまり股間の奥まで手を突っ込んできたの。」「どんな気持ちだったんだ。」「凄く気持悪かった。当然、アソコに違和感を感じて、ほんまに気持ち悪かった。」「ところで、そんな父親に何か言ったのか。」「お父ちゃん、やめて。エッチ。あたしはこう言ったわ。」「そりゃ、そうだろ。父親は五歳だった頃の保子のことが好きだったんでは。それに母親はキミを産んでからすぐに亡くなったそうじゃないか。保子は遺伝的に亡き母親に似ていたんではないか。」「確かにそうよ。間違いなくあたしは遺伝的に母親に似ていたから、今思うと無理はないと思うけど。」「そうだろうな。保子。」「何なの。」「明日は入院だからな。頑張って元気な赤ちゃん産んでくれよ。出産予定日には、俺は必ず病院へ行くから。」保子、頑張れ。夫への愛のために。
終わり
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