「優しいのね。K君。ねえもう一度。」
僕らは、3回戦を始めた。
「気持ちいいよAちゃん。まだ時間たっぷりあるし。いや、遅く成ってもいいや。ママは君の事、色眼鏡で見てたんだ。最低だよ。」
「違うわ。最初はゆっくりして来なさい、って言ったんでしょ。
多分その後、懐かしく成って昔の団地の人に電話したのよ。そこで私と会ってるって聞いて知ったんだよ。
だけど信じられないから、今度会ったら昔の事聞いてみたらって言ったのよ。
お誕生日会の事私今でも感謝してる。私がまだグレてないのを確かめたかったんだわ。また心配してくれたのよ。」
「そういえば、T大生って言ったら安心してたよ。この大学に変態がいるとは思わないしな。」
「ひどーい。変態に変態って言われた。
でもね。私が立ち直れたのは、K君のおかげよ。
道で会った時に、何か元気無いな。あんまり勉強しすぎるなよ。この中学バカばっかりだから楽勝楽勝。あはははー。って言ったの。」
「本当かよ。不良達に聞こえてたら、半殺しだったな。全然覚えてないよ。」
と、言ったら二人は大爆笑してやりまくったのである。
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