僕達は、風呂に入りながら、
「あはははーあはははー。ウケる。駄目だ。お腹痛い。あはははー。」
「笑い過ぎだよ。」
「ごめんなさい。でもセンズリバレてるって。間抜けよ。エロビデオ入れっぱなしするからよ。でもやっぱりお母様私の事疑ってたのね。早く帰らせて正解。危ない危ない。」
「でも、ママはお前の事心配してたよ。何か有ったのか?」
「そうなんだ。あなたのママいい人ね。お誕生日会の事も有ったし。」
「何だそれ。」
「私、K君のお誕生日会に行ったのよ。覚えてないの?無理か。バカだからね。」
「ハイハイ、バカでいいから、教えろよ。」
「確か、4年か、5年の時かな。お誕生日会やるから来なさいって言われたの。私、そんなの初めてだったから喜んで行ったわ。そしたら、K君が、
ママ誰?呼んで無いよ。って言ったら、同じ団地の子なんだからママが呼んだのよ。仲良くしなさい!って怒鳴ったの。」
「駄目だ、全然覚えて無い。誕生日会すら覚えてない。」
「もう、うるさい。黙ってていいわよ。
私、親が勉強勉強でうるさかったから、友達いなかったのよ。だからクラスが違う子ばっかりだったけど楽しかった、あの後6年で同じクラスに成った子もいたし、もちろんK君もいたから友達が出来たのよ。
でも、勉強には厳しかったのは変わらなかった。だから、受験に失敗した時めちゃくちゃ怒られて、グレタの。あの中学の生徒、悪ばっかりだったでしょ。」
「そうだった、そうだった。お金のある奴らは、私学に行ったよな。」
「そうよ。だけどウチは、K君と同じ団地住まい。金持ちじゃ無いわ。だけど親はプライドが高いから、たった一つの方法を取ったのよ。」
「思い出したよ。国立大付属受けて落ちたんだったな。あの後確か教室にしばらくいなかったんじゃないかな。だけど、あそこは流石に厳しいよ。なにせ人数が少ない。もういいよ。止めよう。」
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