「ただいまー。」
「あら?早かったのね。大変大変、夕飯のおかず増やさないと。」
(なんだか嬉しそうだな。変なママ。)
「お兄ちゃん、お兄ちゃん。ママね、さっきまでイライラしてたんだよ。よくわかんないけどね。」
と、妹に言われた。
(ふーん、アイツの感が当たったか。)
夕飯の時、
「今日、何処に行ったの?」
「野球見て、ご飯食べただけ。」
「嘘!昼間から、やってないでしょ!」
「何、怒ってるの。大学野球だよ。ウチの大学強いだろ。丁度アイツの大学との試合だから、行ったをだよ。」
「嘘!T大に野球部なんてある訳ないでしょ!」
「どうしたんだよ。お前。T大にはあるよ。めちゃくちゃ弱いから、有名なんだよ。だいたいママは、野球なんて知らないだろ。パ・リーグは、カタカタの球団のリーグなの?っ言ってたし。」
と、父が言ったら、全員大爆笑したのである。
「お兄ちゃん、面白かったか?」
「何か、ウチの大学に入って良かったかも。だって野球は、一流じゃん。大学って個性がないと、つまらないよ。ガンガンホームランでたよ。」
「あそこは、プロ予備軍だからな。今年のドラフトも楽しみだ。」
「ドラフトってなあに?」
「ママに説明するの面倒くさいから。」
と、言ったら、母以外大爆笑して話がそれた。
「ママはな。お兄ちゃんがデートしたから、心配、いやヤキモチだよ。母親ってそういうものだ。」
と、母が台所で洗い物してる時に父に言われた。
(アイツすげー、ここまで読んでセックス中断したのか?立ち食いそばでなかったら、エッチする時間無かったかも。)
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