夫と死別して二年過ぎた、借家を引き払いこの社員寮に寮母として住み着いた。
家賃や交通費を考えたらひとり身の美枝子にはうって付けの場所であった。
こうした若い社員といつも顔を合わせていれば自然と若返ると感じていた。
翌朝、出勤前の三崎の部屋へ直したズボンを届けに行った。
「三崎君直したわ、どうぞ」
「ありがとうございます、山田さんすみませんがゴミ袋出しておきますので頼みます」
この寮ではごみ箱は指定の所に出して寮母が採集して決まった収集場所に持っていく仕組みである。
しかし中には瓶など一緒に入れて置くものがおり一応中を見て検査することも言い伝えられていた。
午後美枝子は10人の社員の部屋の前を回ったが三崎の袋は以上に重く分別する必要があった。
中を確認するため袋を開けると使用済みのテッシュと缶ビールの空き缶が出てきた。
ビニールの手袋をして分別するのだが使用済みのテッシュはやはりオナニーで処理されたものだと微かに匂いでわかった。
「やはりしてるんだ」
美枝子は想像を膨らませて濡らしていた。
袋から昨夜使用したと思われるテッシュをエプロンにしまった。
その晩、美枝子は布団に入るとエプロンから取り出したテッシュを鼻に寄せていた。
「ああ、この匂い・・・」
三崎の若く凛々しい裸体を想像していた。
長い間遠のいてしまった性の営み、蘇る性欲が美枝子の肉体が疼き始めていた。
ツンと硬くなった乳首を摘まんで悶え始めていた。
「三崎君・・抱いて」
階下の寮母の部屋でまさか・・・
三崎は風呂を上がってビールを飲んでウトウトして起きたのは深夜の0時すぎであった。
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