続き
それから、三人は外へ出て保枝が通っている幼稚園へ向かう。この険しい坂道を下りながら。さっきから興味本位に母親と妹へと目を向けるモトオ。でも、二人に対して抱いている興味はあまりにも異常的に変わりつつある。異常的に変わりあるとは何を意味するのか。確かに彼の母親と妹に対する性的興味に徐々に変わりつつあることを意味する。特に母親が妹の保枝を抱っこしたままこの険しい坂道を下りながら歩いている光景がこっちの目に映っているのである。さっきからそっちへと向いているモトオの目から見れば、二人の姿があまりにも色っぽく見えていた。すると、モトオは少しばかり性的興奮を二人に向けながら何気なしに思った。「お母ちゃんは白いソックスと茶色でつま先が尖ったローヒールをはいている。そして、保枝は白いフリルソックスと細いバンド付きの黒い靴をはいている。本当に二人の脚があまりにも色っぽくて綺麗に見えてならない。」それから、こっちからの視線を妹へと向けると。「ああ、妹の保枝のほうがお母ちゃんよりももっと色っぽく見えている。こっちの目から見れば、なぜそんな保枝があまりにも色っぽく見えているのか。保枝が母親に抱っこされている原因で、紺色の吊りスカートが上へと持ち上がるように捲れ上がり、濃い肌色のパンティーストッキングと重なり合った下着の白いパンツが部分的に見えているからだよ。」彼が思ったとおりだった。保枝がはいている紺色のスカートが上へと持ち上がるように捲れ上がり、下着の白いパンツがパンティーストッキングの縫い目の線と共に剥き出しの状態で見えているのだ。下腹から腰に沿ってふっくらと後ろへ突き出たお尻までの見え具合だった。「保枝の脚が相変わらず色っぽくて綺麗に見える。たまらないなあ。それに、下着の白いパンツの見え具合も最高だよね。」モトオがさっきから保枝へ目を向けたままそう思っているうちに。保枝はもうすでに兄のあまりにも性的にいやらしい視線に気付いていた。」すると保枝はムッとした表情で兄を睨みつけながら思った。「もう、嫌だわ。お兄ちゃんったら、さっきからあたいをジロジロ見ているわ。」そう思いながら兄の目の前でスカートの裾で自分のパンチラを覆い隠す。「またお兄ちゃんったら、あたいのパンツなんか見ていたのね。もうほんまに、エッチねえ。」保枝はそう思っても口に出すことはなかった。いつの間にか互いに目と目が合ってしまうと。モトオと保枝が互いににらめっこしている結末となり。すると、モトオは妹のほうへと目を向けながら思った。「保枝のやつ、さっきからムッとした顔なんかしやがって。」すると、少しばかりイタズラ心が出てきたのか。モトオはそんな保枝を笑かしてやろうかと思ったのか、そっちへ向いたまま白目をむぐなどの変顔をした。すると、保枝はそんな兄の変な顔があまりにも可笑しいと思いクスクス笑い出した。それから、片手で口を押さえたままアハハハと笑い出したのだ。モトオの目から見れば、保枝が今でも下着の白いパンツを部分的に剥き出し状態にして、片手で口を押さえながら笑っているところがより色っぽく感じていた。でも、そればかりではなかった。モトオはなぜだかそんな保枝に対するほんの少しばかりの特別な感情を抱きはじめていた。ほんの少しばかりの特別な感情とは。いつも仲がよい妹に対するほんの少しばかりの恋愛感情だった。
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