初めてのパートナーは茜という名前の一見すると大人しめな感じで、肩ぐらいまでの髪を茶色に染めていた子だった。身長は162センチで体重は60キロいかないぐらい、こういうと怒られそうだがちゃんとくびれていたが普通のプロレスラーとしても問題なさそうな体格だった。
プロレスをする以上はどういう体型なのか知りたかっただけなのに、体重まで尋ねるとスリーサイズまで話してくれてた。胸のサイズCカップぐらいだと話してたことしか覚えてないが、たしかに大きすぎず小さすぎずといった感じだった。
インストラクターとしての仕事もあったので、自分は普通に8時間は他の人間と一緒にトレーニングと指導を、茜は午後の部で4時間ぐらいスパーリングと体の動きを教えていた。
しかしあくまでショーとはいえ、手を抜きたくなかったので別に時間をとって細かい点を直したりした。ややもたつくところもあったが、素直なのでそれなりに形にはなっていた。
1週間ぐらい普は通に練習するだけだったが、茜がある時「あっちの練習はされてるんですか?」と訊ねてきた。あっちという婉曲的な言葉は使ってなかったかもしれない、たぶんエッチとかセックスとか、もっと直接的な単語だったので思わずドキッとした。
どう返事をすればいいのか分からないでいるので察したのだろう、もちろんそういう練習はしたことないというのはすぐに茜には分かったようで、「それじゃあそっちは私が教えます」という運びになった。
※元投稿はこちら >>