男と女のシングル戦も行われていたが、俺は男女の専業タッグによるチーム戦を中心に興行に参加することに希望した。
なんだかんだいって男と女では力量の差が、自分には弱いものいじめにしか思えなかった。しかし男女のタッグ同士であれば戦力差は互角、そういう考えがあったからだ。
しかし自分の元に「私がタッグパートナーを務めます」と頭を下げて女性がやってきた時、ようやくタッグを組むということがどういうことなのか、仕込むだけではなく仕込まれる側でもあるのだと理解した。
実際の試合やプロレスの練習だけではない、性技について学ばなければならないのだと。
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