空想・幻想小説

警察により

所有物の黒い手袋の鑑定結果


津川善次、ゼツのDNA鑑定



それと

もうひとつ



透明な

ジップロック付きのビニール袋に大事に包まれた黄色い財布！



なんと


ゼツは黄色い財布を二つ買っていたのである。
ひとつは自分が常に使う分である。




もちろん、大事に保管されているのは


横山幸恵さんが、


最期に手にした財布である！

横山幸恵さんの指紋がベッタリと付いているだけではなかった。


恐らく


唇に押し当てて付けたのだろう


裏と表にキスマークのように付いてる唇のあと。


横山幸恵


最初、名前も知らないときは

その魅力的な印象的なくちびるから

「リップ」と呼んでいた







そして


中からは

警察からは不思議でたまらない物



正真正銘の本物の「R」のボタンである。


ゼツにしたら綴りは間違ってるが

リップの頭文字「R」とセットである。


事件とは無関係とみなされた福岡のブランド店にボタンを買い求めに来た人のボタンであることも判明した。



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