荒い息のお兄ちゃんが心配になりアタシは話しかけた。
「お兄ちゃん?大丈夫?…」
「…ッ……ク…ああ…っ大丈夫ッッ…」
アタシを支える手に力が入りブルッと震えるとため息を吐きながらお兄ちゃんは言った。
「大丈夫だよ…真美が居てくれるから…」
お兄ちゃんはそう言って今度はアタシを自分の方に向き直させて髪を撫でた。
「真美。お兄ちゃんのこと好きか?」
「うん!大好きッ」
ホントに大好きで、優しいお兄ちゃんだった‥
小学生の頃は毎年、夏休みも帰郷してきて遊んでくれた…我が侭も全部聞いてくれて、だから晃兄ちゃんがアタシは大好きだった…
「じゃあ真美‥
今日、水遊びしたことはお兄ちゃんと二人だけの秘密だからな‥
誰にも言ったらダメだからな‥約束だぞ!…」
「うん!シーッね!」
子供ながらに秘密事はすごくワクワクして楽しかった‥
「‥‥真美‥じゃあ、指切りの変わりにお兄ちゃんとちゅうするか?‥な‥‥」
「うん!」
「…真美……」
何を言ってもニコニコ頷くアタシにお兄ちゃんは嬉しそうに笑みを返す‥
そしてお兄ちゃんはアタシにちゅうをした──
◇
ぎこちなく、何度も口を当ててきてそして、怒ったような顔をすると突然湯船の縁にアタシを押し倒し痛いくらいの力でオシ〇コする場所を触ってくる
アタシはあまりの怖さに泣き出してしまっていた
「いたい!いたいょっ
お兄ちゃん!!」
ほんとはそんなに痛くはなかった──
ただ、すごく怖くてお兄ちゃんが急に違う人に見えて…
それがすごく怖かった……
「ごめんっ!真美っごめん!!」
泣きじゃくるアタシを抱き起こし、お兄ちゃんは心配そうにアタシの顔を覗き込む
「ごめんな…そんなに痛かったか…?俺、全然わかんないから……」
「ぅぅん…だいじょぶ…」
アタシの涙を優しく拭きながらお兄ちゃんは頭を撫でる
「真美…今度は優しくするから…な、痛いことしないから真美のいろんなトコ触らせて…嫌?…真美、可愛いからお兄ちゃん我慢できないんだッ…」
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