テレビインタビューでかつての恩師である島村教授は苦虫を嚙んだような表情を浮かべ答えていた。
「美馬君には期待していたのだが残念でたまりません。何度も彼女の意志を確認した上で廃棄するよう命じました。
あの如何わしい論文を。あれが世の中に出れば君の名声や尊厳は全て奪われるからと、、、」
再び沙織は時の人となった。但し前回とは正反対の形で。
SNSでも大騒ぎになる中、例の週刊誌はあの論文を掲載したのだ。
内容は男根崇拝論だった。
以前の沙織からすれば全く想像も出来ない内容だ。却下されても当然だ。
日本中が大騒ぎする中、沙織は姿を現した。某大学准教授就任の挨拶の席だった。記者の質問は延々と続いたが沙織は丁寧に答えた。
それはあの卑猥な論文を正当化するのに充分な説明だもあった。
「全ての女性がそうだとは申しません。でもいくら偉そうに言っても殿方の立派な持ち物を目にすれば只々ひれ伏してしまうのです。沙織は。」
「それは勝巳教授も含まれるのでしょうか?」
「勝巳先生に付きましては、、、」
「いいよ、、沙織くん。俺も家内に逃げられてもう失うものはない。正直に応えなさい。」
「教授とはとある学会で偶然お会いして議論を戦わせましたわ。、、、実は罠だったんです。沙織レイプされ、、たんです。」
会場は大騒ぎだ。
「いえ、勝巳教授でなくて、、学生でした、、教授が駆けつけた時には時遅し。」
「沙織君に訴えるように進言したんだがねえ。」
「実は沙織、、、感じてしまったんです。初めての経験でした。」
「教授が駆けつけた時、、美馬先生は、、、どの様な姿でしたか?」
「おいおい、、君たち。沙織君に失礼じゃないか?」
あまりにもの内容に会見は打ち切られたが予定されていたかのように例の週刊誌に沙織の手記が掲載された。
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