そんな沙織がレイプ被害にあったのは約3か月後だった。犯人は勝巳の大学の学生だった。
沙織は訴えなかったし秘密にしていた。沙織は独身だった。言い寄る男も多かったが何故受け入れようとしなかったのかは自分でも解らなかった。多分尊敬出来そうな男に巡り合わなかったのだろうとも思っていた。両親は他界して兄弟もいない。
一流大学の文学部の沙織は次期教授候補に一躍なったが敵も多かった。
教授になるためには論文を読んで沙織の上司に島村教授は絶句した。
論文はやみに葬られ沙織は解雇。
次に沙織が表舞台に登場するのは勝巳の下で准教授として就任することが某週刊誌にスクープされて時であった。
某二流大学文学部だ。
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