第32章 日常の異世界
「ふぅ……おはようございます、梵様」
「おはよう。鞭跡は綺麗に残ってるね。投稿画像は見たよ。最近、コメントがついてるね」
「やらしいコメントばっかりです……😳」
「ハハハ、そんなものだよ」
「私には、梵様の記しがちゃんとついているのに、ほいほいについて行くわけないのに」
「そうだな。海は私の宝物だ。誰にも渡さんよ。海が去ろうとしない限りな」
「そんな……そんなことするわけないじゃないですか! 梵様……意地悪です……もう……」
「わかった、わかった。ほら、仕事の時間だ。行ってきなさい」
「はい、行ってきます。また会社で」
「ああ、行っておいで」
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いつものように、バリバリのキャリアウーマンとして仕事をこなす海。
イヤーカフから、突然矢島の声が落ちた。
「海、四階の非常階段に来なさい」
「……はぃ」
ガチャン、と非常口のドアを開ける。
矢島が手すりに背を預けて立っていた。
海は小走りで近寄り、矢島の胸に飛び込むように抱きついた。
「梵様……どうしたのですか?」
「ん? 逢いたくなった。ハハハ」
(……嬉しすぎるーーーっ)
「私は、いつも逢いたいですよ? ふふっ」
矢島は海のシャツのボタンに指をかける。
「ぼ……梵様?」
「ダメなのか?」
「……いえ……でも……ここは……会社で……」
「会社じゃだめか? 加藤室長」
シャツのボタンをすべて外され、スポーツブラをたくし上げられる。
高層ビルのビル風が、むき出しの乳首を冷たく撫でた。
「あんっ……」
昼間の光を受けて、乳首ピアスが細く光る。
矢島はスマホを取り出し、二人の姿を撮った。
「ほら、いい感じだな」
「……はぃ。待ち受けにしたいくらいです」
矢島は片手で海の両腕を後ろ手に押さえ、もう片方の手で乳房を撫でる。
乳首ピアスを軽く弾く。
「あっ……あぁぁん……」
「良い声で鳴くね、加藤室長」
「んっ……やめて……そんな……呼び方……」
片方の乳首を指で弄び、もう片方を口に含む。
「あ~~~っ……あぁぁん……」
「こんな……あぁっ……ところで……」
矢島はスマホを海に渡した。
「ツーショットを撮ってくれ」
「えっ……はぃ……」
海は片手で矢島の頭を抱き、もう片手でスマホを自分たちに向ける。
胸を責められながら、震える指でシャッターを切る。
「ああっ……んっ……あっ……んっ……」
「カシャッ……ああっ……カシャッ……んーーーっ……」
「……恥ずかしい……カシャッ……ああっん……」
「海、逝きなさい」
海は首を横に振り、片手で自分の口を押さえる。
「んーーーっ……んーーーっ……ん……」
「う゛う゛う゛う゛う゛……」
震える手で持ったスマホが、連写を繰り返す。
「カシャッカシャッカシャッカシャッ」
矢島は痙攣する海をそのまま抱きしめた。
「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」
海は矢島の耳元で、色っぽく囁く。
「気持ちいい……ですぅ……」
「ふふっ、いい子だ。私にもしなさい」
「……ありがとうございます」
海はしゃがんで、ズボンのファスナーを開けた。
矢島もすでに硬く充血している。
まずは、熱を帯びた先端に割れた舌を優しく押し当てる。
亀頭の裏側をゆっくりと這わせ、二股の舌で左右から挟むように舐め上げた。
我慢汁が糸を引き、海の唇に触れるたびに、小さく息を吸う。
(……愛おしい。梵様の、熱い……これが、私のだ……)
根元まで舌を滑らせ、浮き上がった筋を丁寧になぞる。
片側の舌先で敏感な先端を刺激しながら、もう片方でカリを撫でるように動かす。
唾液を絡め、ねっとりと、愛おしむように舐め続けた。
「上手くなったな」
「ンッ……」
(……初めて、褒められた。嬉しい……もっと、感じさせてあげたい……)
海は矢島の腰を両手で支え、ゆっくりと口を開いて含んでいく。
(……梵様は、手を使われるのを嫌う。だから、口だけで……)
ノーハンドのまま、深く、丁寧に頬張った。
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「ジュポッ……ジュポッ……ジュポッ……」
そのとき、下の階から足音が聞こえた。
海の背中が強張る。
心臓が大きく跳ね、バクバクと激しく鳴り始めた。
(……誰か、来る……? 胸を出したまま、しゃがんで奉仕している加藤室長……
こんな姿を見られたら……)
想像しただけで耳まで熱くなる。
なのに、舌は止まらない。
心臓の鼓動が、自分でも分かるほど激しかった。
矢島は動じず、海の頭を軽く押さえたまま腰を沈める。
海は涙目になりながらも、離さなかった。
足音は、しばらくして遠ざかっていった。
海は安堵と興奮で、さらに深く矢島を飲み込む。
嗚咽し、涎をたらしながら奉仕を続ける。
矢島が頭を押さえつけ、熱いものを海の口内に放った。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
ポンポンと頭を撫でられ、海は照れたように目を細める。
唇についたものを指で拭い、その指を舐めた。
「ふふっ……ふふっ……」
「嬉しそうだな、変態娘が」
「ふふっ……はぃ」
二人で、海が撮った写真を見る。
最初の一、二枚は矢島が乳首を舐めている姿が写っていたが、後はほとんどがブレブレだった。
「ハハハ、手ブレ補正機能を超えるか」
「ふふっ……すみません」
「気に入った写真をSNSにアップしておきなさい。」
「…はぃ」
矢島がスポーツブラを戻し、シャツのボタンを留めてくれる。
「ありがとうございます……」
「さぁ、シャツをスカートに入れて戻りなさい」
「はぃ……ありがとうございました」
海は小さく息を整え、非常階段を後にした。
胸の奥と口の中に、まだ矢島の熱が残っていた。
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