会議室を後に一旦解散した三人だが、当然普段通りの業務に戻る。
美鈴の勤める会社「mizumo 」は国内スポーツメーカーである。その本社の販売促進部はその月々の販売目標に合わせ各販売店に製品や数量を交渉し納品する部署である。
その部署の課長である美鈴は、自分の受け持つ店舗の管理、そして部下達の受け持つ店舗の統括を行っている。
殆どの社員は営業などで出ていって数人しか残っていない課内だがその中の美鈴は不安感で気が気でない。
まず上着のジャケットを羽織っているとはいえ、その中のブラウスの中はノーブラなのだ。
そしてデスクに腰掛けている下半身のスーツパンツの中もノーパン状態である。
相変わらず今も愛液でグッショリの股間である、美鈴はノーパンで直履きのスーツパンツを染みさせないか気が気ではない。
また、何かにつけ蛭川と理香が「ちょっと課長、こっち来てコレ確認してくださーい」などと呼び付ける
立ち上がり一歩脚を踏み出す度にブラジャーで支えられないバストが揺れるのを過剰に意識してしまう。
課内を歩きながら
(うう…っ…いつもより胸が揺れてるわ…それに股間…パンツが染みてやしないだろうか…変に気付かれてないわよね…)
トイレに立ち寄る度にアソコを拭ってはスーツパンツの表まで染みになってやしないかヒヤヒヤしては、必要以上に揺れるオッパイに気付かれやしないか気にするばかりの一日であった。
夕方過ぎ、終業が近づくにつれ安堵する美鈴だったが、業務PCに蛭川からのメールが届く。
『帰りは付き合ってもらいますよ』と一言。
何処へ行って何をされるのか…不安を抱えたまま蛭川のマイカーに乗り連れられる。
「…一体何処へ連れて行くつもりなの?」
「今日はノーパンノーブラで凄く心が引き締まったでしょ?で、ですねもっと課長に緊張感を持ってもらいたくて課長にプレゼントを作ってあげようって思ったんですよー」
そして蛭川の車は、とある服屋の駐車場に入った。
そこは小じんまりとしたレディース服のテーラー店だった。
「ここ、イチから服を仕立ててくれる店なんだよね ネットで見つけて。課長の服にどうかな?って」
「別にそんなの必要ないわよ(それにここって…)」
「必要かどうかその内分かりますよ、さぁホラ、課長は行くしか無いんですよ!」
ここは美鈴がたまに利用するレディース服の仕立て店だった。
仕事上でも私生活でもこだわりを出したい美鈴は、スーツにしろ何にしろ何着かは既製品では無くこの店でオーダーして仕立ててもらっていたのだ。
蛭川は美鈴のスマホから抜き出した情報の中にこの店のLINE登録を見つけて狙っていたのだ。
あくまでもネットで偶然知ったと美鈴に思わせて店内に向かっていった。
「…ここ、私の知ってるお店だから…変な態度して誤解させないでよね…」
「ヘェ~?課長も行きつけだったんですね、偶然ですね~、まあ、ちゃんと僕の言う通りにするか会社に報告かは課長次第ですよ!」
会社への報告…その言葉だけで蛇に睨まれたカエル状態になってしまう美鈴だった。
「いいですか、課長?ここではですね…今から…」
何やら言われた美鈴は、
「無理よっ…そんな事…ここのオーナーとは何年も前からお付き合いしてるのよ、だから…」
「そうだったんですかぁ でもそんなんじゃ無理な理由にはなりませんねぇ、さぁ行きますよ!」
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