SM・調教 官能小説

裸の女事件からと言うもの、欲求不満が続き、最近はアダルトサイトばかり見ている。見ているだけではない年甲斐もなく「M女募集」に年齢を偽りながら投稿していた。
自分自身でも返事がくるとは思っていないが解消される事のない欲求で、若い頃にここで募集して何度か関係を持った過去から、またあの頃の様にと微かな期待を寄せている様だった。
若い頃…と言っても32,3歳頃、このサイトで出会って主従関係を築き、2年くらい関係を持った女がいた、その女とSMや露出プレイを一通り経験した。何故、アブノーマルに興味を持ったのかは今や思い出せないが、この女と関係を持ってからアブノーマルの性癖に拍車がかかったのは間違いない。しかし、2年も続けながら、突然連絡が途絶え、LINEもメールも返事がなく電話もかからなくなった。
未だに理由もわからないままで、不可解に終わった。
その後も何度か出会い、関係を持つも、容姿が気に入らない、気が強くてぶつかったり、性癖が合わない、なかなか納得できる出会いに恵まれず、疲れたのと年齢的な事もありアブノーマルな性癖を封印した。それからもう10年近く経つのに、裸の女事件をきっかけに封印が解かれてしまった様だ。今はもうなりふり構わず欲求剥き出しになり、年齢の事など関係ないと開き直り、やっぱり私の性癖はは根っからアブノーマルなんだと再確認した。
当然の事ながら成果は0…わかってはいる、しかし、あの夜から私の欲求は暴走しっぱなしだ。
最近では会社帰りに連日、公園に立ち寄り、あの時の様に一息ついてから帰宅する事が日課になっている。
今度、出会ったら絶対に捕まえてやると息巻いているが、あれからは一度もあの女は見つからない。
いつまでこんな事をしてるんだと呆れるが、もしかしたら今日はと思うとやめられなくなっている。
それでもあと少し、秋も終わる頃はこんな事もしていられないだろうと諦める覚悟はしている。

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