「目的地に到着しました」
ナビの音声案内で車を停めた。
県道から外れた車1台が通れるだけの細い一方通行の道だった。
『ここだわ...一軒家に住んでるのね?親とかいるのかな?大丈夫かな?それより車はどこに停めよう?』
現在地周辺の駐車場を検索するとコインパーキングは近くにはなかった。
『さっきコンビニあったわね。そこ借りちゃおう』
雪菜は車を走らせ県道に出るとコンビニの駐車場に入った。
駐車場には店舗入口前に4台の乗用車が停まっている。
雪菜はゆっくり走り、店舗内などを確認しながらコンビニの正面を通り過ぎるとコンビニの横に位置する従業員出入口あたりの駐車スペースに停めた。
外は営業所を出る時のバケツをひっくり返したような豪雨が続いている。風も車が揺れるほど強くなってきた。
『コンビニで傘買おうかな...もう手遅れだけど...雨降るって言ってなかったわよね...』
雨に濡れてほぼ透明なブラウスを触った。
『一応...買っていくか』
雪菜は媚薬ドリンクを飲むとそのまま車内でピンヒールに履き替え車を降りた。
スカートが腰まで捲れ丸まっている。
スカートを直そうとするが、スカートも雨で濡れていて下がってこない。
さらに豪雨が雪菜を打ち付ける。
なんとか治すと助手席に置いてあるバックを運転席側から取った。
上半身が車内に入るタイミングでスカートが捲れた。
『あぁ...濡れてても捲れるときは一瞬なのね...』
雪菜はバックを右肩にかけドアをロックするとコンビニの正面に回った。
「いらっしゃいませー」
元気な男性店員が顔を見ずに声をかけた。
カツッ カツッ カツッ
雪菜のピンヒールの音に店員は顔を上げたが、商品棚で雪菜の身体は隠れている。
雪菜は店内に入るとバックで下半身を隠しトイレに向かった。
トイレに入るとブラウスもスカートも身体に張り付いていて脱ぐのに苦労したが全裸になった。
全裸になるとブラウスとスカートから雨水を絞り出し、備え付けのペーパータオルを身体に押し当てた。
『いっぱい使っちゃったな』
ゴミ箱に使用済みペーパータオルが貯まっていくと身体は乾いてきた。
『また濡れた服着るの嫌だなぁ』
仕方なく制服を着た。
コンビニ入口の脇にビニール傘が置いてあったのを見ていた。
トイレから出ると傘を1本レジに持っていった。
「いらっしゃいませー...えっ?裸?」
男性店員は驚きながら雪菜を舐め回すように視た。
『なんだ服は着てるのか...』
「お支払い方法をお選びください」
雪菜はキャッシュレス決済を押しスマホを見せた。
「ありがとうございます...しかし凄い雨ですね」
「そうですね。ビショビショになっちゃいました」
『見れば分かるけどその前に下着はどうしたんだ?トイレで脱いだのか?』
「歩きですか?」
「えっ...ええ」
「気を付けて...」
「ありがとうございます」
支払いを済ますと出入口に向かう。
店員は雪菜の後ろ姿を視ている。
『エロい格好だな』
コンビニを出ると県道を歩いた。
買った傘は意味もなく豪雨は強風と雪菜を濡らしていく。
県道は走行してる車は少ない。
それでも時折通る車はヘッドライトに雪菜が照らされるとスピードを落としたりクラクションを鳴らして通り過ぎた。
運転手からは全裸の女が歩いているように見えていたのだ。
『思ったより遠いな』
5分ほど歩くと矢野の自宅前の細い道を曲がった。
車1台が通れるくらいの道を歩いていると、後ろから車のヘッドライトに照らされたので雪菜は端に寄って立ち止まったが車も止まった。
暫くゆっくり着いてくるので右側にあったアパートの敷地内に入り車を行かせようとした。
アパートには細い車道から3段の階段で上がるようになっていた。雪菜は車をチラッと確認して階段を上がるとスカートが捲れてお尻を露にした。
車も止まっていたが雪菜を視ながらゆっくり通過していく。
車が通り過ぎると車道に下りて矢野の自宅へ向かった。
結局10分弱歩いただろうか。
スマホで時間を確認すると21時30分だった。
『表札ないわ...ここで良いんだよね...』
家の中から声が漏れているが、雨風が強く聞き取れない。
『親と同居っぽいな...怒られたら帰るか...そもそも見積書渡しながら軽く露出するだけだ』
スカートを直し呼鈴をさがした。
『あれっ?どこ?』
良く目を凝らし探すがやっぱりなかった。
「すみませーん」
雪菜は大声を出したが反応がない。
「すみませーん」
雪菜はドアをノックした。
建付けの悪いすりガラス製の引き戸がガチャガチャ鳴った。
『年季入ってるなぁ...』
「すみませーん」
引き戸を右に引いてみると少し開いた。
『あっ。開いちゃった』
中を覗くと、奥行き50cmほどの土間がありスニーカーやサンダルが脱ぎ捨てられている。その先に高さ40cmのあがりまちが見えその上に素通りガラスとすりガラスの合わさった引き戸があった。
『帰ろうかな...』
「すみませーん」
「あっ。はーい。どちらさん?」
若い男の声だ。
『矢野さんかな?』
「遅くなりました。雪菜です」
「おい女だよ...誰だ?こんな時間に」
引き戸が開いた。
中は6畳の畳部屋がありテーブルを挟んで男達3人があぐらをかいで酒を呑んでいた。
男達はトランクスに上半身裸やTシャツの格好だった。
手前にいたトランクス1枚の格好の男が立ち上がることなく手を伸ばし引き戸を開けた。
「こんばんは。矢野さんの御宅でしょうか?」
「ん?矢野?えっ...」
『ビショビショじゃないか』
『おっぱい...乳首デカッ』
『スカート短っ』
3人はニヤニヤして雪菜を舐め回すように視ると肉棒が大きくなった。
「矢野ならいるけど...おーい矢野。お客さんだぞ」
「はーい。今行くからー」
『雪菜遅いよー。21時って約束したのに...来ないかと思ったよー。制服で来たかなー?あいつ等に視姦させてやるか』
2階から声が聞こえた。
雪菜は矢野の顔を知らなかった。というか忘れていた。
痴漢してた6人の誰かということと、アンケート記入後に手渡されたが顔まで覚えていなかった。
「あー。雨入るから中入ってドア閉めてくれる?」
「はい。申し訳ございません」
「そんなに濡れちゃって傘持ってないのか?おい将太、タオル持って来い」
「持ってますがこの雨風で...」
傘を見せた。
将太は奥からタオルを持ってくると雪菜に渡しそのまま雪菜の斜め前に立っている。
「ありがとうございます。傘はここでよろしいですか?」
「ああ。その辺に適当で良いから」
「バッグを置かせていただいてもよろしいですか?」
「ああ。ここに置きな」
雪菜は傘を立て掛けるとバッグを畳のうえに置いた。
雪菜はタオルで髪を押さえた。
「助かります。タオル持ってなくて...」
「ああ」
次に両腕を拭くとブラウスに押しあてた。
乳房がプルプル揺れ動き、拭き上げに合わせ乳房の形も変わる。
『おぉー』
男達がニヤニヤしてると両脚を伸ばしたまま前屈みで足首から吹き上げた。
スカートが一気に捲れたが男達は雪菜の上半身で見えていない。スカートを直しながら身体を起こすとそのスカートを拭いた。
「ありがとうございます」
雪菜は傍に立っている翔太という男にタオルを渡した。
「矢野何やってんだ?...ん?まだ服が濡れてるじゃないか...翔太もう1枚持ってこい」
「はい」
翔太が走ってタオルを取りに行く。
「すぐに帰りますので大丈夫ですよ」
「そんなに濡れてると風邪ひいちゃうよ」
「すみません。ありがとうございます」
雪菜はブラウスに再び押し付けた。
『おぉースゲー』
タオルを畳んで乳首を上下に擦ると愛液が溢れてきた。
『気持ち良い...コッソリ愛撫しちゃってるわ』
雪菜はブラウスのボタンを外した。
男達の生唾を飲む音が聞こえた。
「すみません...」
雪菜はクルッと回り男達に背を向けると開いたブラウスの中にタオルを入れて身体を拭いた。
『ヤベーお尻出てる』
雪菜の下尻が男達から見えていた。完全に直しきれていなかった。
雪菜は身体を拭くふりをして乳首を摘んだ。
『ングッ 気持ち良い ングッ』
愛液が太ももへ垂れてくる。
ブラウスからタオルを出すと男達へ向きを変えた。
「ありがとうございます」
ブラウスのボタンが外れたままタオルを翔太に渡した。ほぼ透明なのであまり関係なかった。
壁にかかった時計が21時50分を指している。
「矢野の奴遅いな...上がって待っててよ」
「いえ。ここで結構です。すぐに帰りますので」
『もう帰ろうかしら...』
矢野は2階から聞き耳を立てていた。
「おい翔太。矢野呼んでこい」
「はい」
『そろそろ下りていくか...良く視れたか?』
「ごめんねー」
矢野が階段をドカドカ駆け下りた。
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