『第四十章』
「おや、おや・・・。もう服を着て、帰り支度でもしている頃かと思えば、二人でお愉しみ!?」
その声は、華蓮の声だった。
愛美が絶頂の余韻の中で、下腹部を何度もビクビクと痙攣させている最中のことである。
「結菜も、いい加減にしたら?
使った玩具を洗浄して、愛美さんにプレゼントする準備もしないといけないし、ベッドは直したとしても、ソファーを汚したのなら、その掃除もしなければいけないでしょ。」
結菜は、言葉もなく部屋から出て行ってしまう。
残されたのは、愛美ひとり。
アナルバイブは抜けているけれど、そのスイッチは入ったままだし、おまんこに入っているバイブは、まだ中で暴れている。
「いいから。それも抜いて・・・・。タオルで身体を拭いて、服を着なさい。もう、帰る時の服は選んだんでしょ。」
愛美は、快感の余韻に浸る余裕などなく、とりあえずアナルバイブのスイッチを切ると、身体を隠すようにしてバイブを引き出す。
しかし、スイッチを切った時点で鬼頭が膨らんでいた為か、引き抜く際、一瞬、鋭い痛みが走り、思わず「ううぅぅっ!」と、声を上げてしまう。
「それは、何なの?
ああぁぁーーー。ソレね!
レイプ願望のある女には、最高に魅力的なバイブでしょ。」
愛美は、その言葉を聞き流し、抜いたばかりのバイブをソファーの上に放置すると、渡されたタオルで身体を拭き、選んだディコン風の服を着る。
「それを選んだの。確かに、ノーブラであることは分かりにくいかもしれないけれど、やっぱり、自分の身体に自信があるのね。
それはそうと・・・これ、プレゼント!
ここで撮影をした動画のオリジナルメモリーだから、自分の家でじっくりと見てみると良いわ。自分がどんな女なのか、よく分かるから。」
愛美は、確認の為に勇気を出して尋ねる。
「もう、コピーはしてある、ってことなんですか?」
「もちろん。
さっきまで、どうやって編集しようか、考えながら見ていたところ。
でも、その先のことはまだ考えていないから、とりあえず安心していても良いわ。」
そこへ、制服を着た結菜が慌てて戻って来る。
手には、大きめのエコバッグのような物を持って。
「メモリーもそうだけど、今日、使った道具は全て上げる。
お浣腸の道具も、バイブ類も全部!
今、そこに置いてある玩具も持って行って良いから・・・。」
「でも・・・もらっても、私・・・・・」
すると、いきなり華蓮が愛美に近づき、愛美の顎を掴んで顔を上げさせながら言う。
「動画にしても、数日間は見ることが出来ないかもしれないけれど、きっと我慢できなくなって見ることになる。とっても怖いだろうけれど・・・
それに、その動画を見てしまえば、きっと身体はその時のことを思い出して、勝手に疼いてしまう!
そんな時、手元に動画に写っている道具類があれば、我慢できずに使うことになる。
ある奥さんなんて、道具類を捨てるにしても捨て方が分からない・・・なんて自分に理由を作って隠し持っていたみたい。
それから・・・約一が月くらいしてからだったかな、私のところに連絡をしてきて、『どうしても、もう一度会いたい!』って。
そうだ!道具を使ってオナニーする時は、携帯ではなく、デジタルビデオで撮影しておいてね。その気があるなら、見てあげるから・・・・」
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