次は花音の番だ。
俺は花音に館内を、くまなく歩かせた。
歩くと股間に取付けられた左右の輪っかが衝突し金属音を発する。
花音が側を歩くと必ず人は振り返る。
花音は常に周りから視線を浴びることになる。
花音は興奮のあまり幻聴が聴こえてきた。
「おい、あの娘から変な音がしないか?」
「アイツなんかおかしいぞ」
「ねぇねぇ、なんかあの人のアソコから音がするよ」
本当は誰も何も言ってないのに花音には蔑まされ罵倒されているかの錯覚が消えなかった。
しかしその視線が花音の奪っていたのも事実である。
何周か歩いていたその時、一人の男性が花音の跡をつけていたのに俺は気づいた。俺は花音にラインをした。
俺「花音、つけられているようだから用心しろ」
花音「わかりました」
しばらく様子を見ていると男性は通報する様子でも無いようだ。
女性は少しづつ花音に距離を詰めてきた。
どうやら花音に興味があるようだ。
俺は花音にしゃがみ込んで本を探すフリをするように指示した。
花音がしゃがむと男性は向かいの本棚に移動し同じくしゃがんで花音のスカートの中を見ようと必死だった。
俺はその様子をスマホに収めた。
そして思いきって男性に声をかけてみた。
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