俺は放課後、生徒会室に向かった。
コンコン
ドアを開けると生徒会長の江口響子が待ち構えていた。
響子「さっそくだけど話しを聞かせてくれるかしら」
俺「その前にこれを見てもらえますか?」
俺はビデオカメラを取り出し響子に昨日の録画を見せた。
響子は何よって感じでモニターを見ていたが男性の顔が映った瞬間「あっ」とつぶやき固まった。
響子「お父さん」
俺「これって会長のお父さんなんですか?」
響子「いえ、そら似よ」
俺「笑、いえ間違いなく会長のお父さんですよ」
画面は公衆便所での痴態に変わった。響子はひどく動揺していた。
俺「で、話ってなんでした?」
響子「もういいわ、帰ってもいいよ」
俺「そうですか、じゃあ今度は俺からの話なんですけどどうします?」
響子「どうします、ってどういうこと?」
俺「お父さんが不倫ってどうなのかなぁ、おまけに公園でこんなことして学校に報告しましょうか?たしか会長は大学に推薦決まってたんですよね」
響子「お願い、黙ってて。そのビデオカメラを私に渡してちょうだい」
俺「それは会長の出方次第ですよ」
響子「貴方、私を脅すつもり?」
俺「おいおい、最初に脅そうとしたのそっちでしょ」
響子「それは………」
俺「じゃあこれから俺んちまでつき合ってくださいな」
響子「わかりました」
やった、何とか乗り切ったぞ。あとは俺に舐めた態度をとったコイツをどうするかだ。
俺は歩きながら響子の調理の仕方を考えていた。
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