『第十九章』
「詮索するのは勝手だけど・・・・
莉沙さん。汗でびっしょりね。もう服を脱いだ方がいいでしょ。それに、あんな姿まで見られて、今さら・・・・って思ってるだろうし。」
亜理紗が莉沙に話し掛ける。
それが、服を脱げ!と言う命令だと思い、莉沙はすぐに立ち上がる。そして、あっさりと服を脱いでいく。
ジャケット、シャツブラウス、そしてブラまで・・・・
じりじりと時間だけが経ち、羞恥と興奮で、ある意味、焦らされ続けた莉沙は、『早く責められて狂ってしまいたい!』とさえ思ってしまったのだ。
「じゃあ・・・・一人だけ裸なのは可哀想だから、私も脱ごうかしら。私もあなた以上に身体が熱くなっているから・・・・」
そう言ったのは、アラフォーに近い品の良い奥様だった。
しかし、驚いたのはその美し過ぎる身体だった。
後で聞いた話では、この奥様はロシア系のクォーターで、白人の血が多少濃い為なのか、肌が白いだけではなく、乳首もラビアもピンク色だった(脇毛や陰毛は永久脱毛)。さらに、胸だってDカップはありそうなのに、形がほとんど崩れていない(それなりのお金も掛けてある訳だが・・・)。
その奥様がソファーに改めて座ると、莉沙は彼女の膝の上に座らされる。それも股を開いた形で・・・・。
すると、奥様が莉沙の髪の匂いを嗅ぎながら、肩から腕を触ったり、手を脇から前に差し入れて胸を撫で回したり、その手を下へと這わせてお臍の辺りをなでたり、時には脇腹を軽く擽ったり・・・・
そうしている間に、次の動画が流れるのだが・・・・
「嫌だわ・・・・あんなグロテスクな物!」
「でも凄いじゃない。あれって、ピストンしながら膨らむんでしょ!」
「悪趣味過ぎるわ。強姦そのもの・・・って感じで。」
『オーシャンズ5』は、太さ、大粒の真珠球、ピストンする動き、中に押し出しながら膨らむ亀頭・・・その全てが、グロテスクなのは明らかだった。
「でも・・・・悲劇のヒロインは、最後の最後には残酷な形で犯され、身体の奥深くまで汚されないと、本当の意味では満たされないわ。」
そう言ったのは、ソファーの端にいた、ショートヘアーの似合うボーイッシュな子だった。子だったとは、明らかに莉沙よりも若い、女子大生くらいに見えたからだ。
「凄く濡れてても、あれだけローションを塗らないといけないってことは、簡単に入るモノではなさそうね。」
「でも・・・変態のマゾ女なら、被虐感こそが興奮に繋がるはず。
あんなに辛そうな表情をしていながら、本気で嫌がっている訳ではないみたい。
嫌だとか怖いとか思いながら、それでいて、そんな悲惨な世界に酔ってしまう・・・・。私には、よく分からないけど・・・・・」
「でも・・・さすがに無理なのかしら? 少しだけ入れては出して、会を繰り返して・・・。」
「きゃぁっっ!!・・痛そう!!」
ズッポリとバイブの亀頭が入った瞬間、誰かが声を上げる。
そんな会話をしているのは、周りの女性たちで、莉沙を膝の上に抱えている奥様は、無言のまま莉沙の身体を入念に愛撫を繰り返す。どこが莉沙の性感帯なのかを、じっくりと時間を掛けて探るように・・・
「この男も悪趣味ね。早く奥まで突っ込んでしまえばいいのに・・・・あんなにゆっくりと出し入れを繰り返して・・・」
「恐怖心を煽っているのか・・・?
いいえ、あれはきっと・・・・。彼女の肉襞の動きを、バイブを通じて感じ取っているんだわ。締り具合とか、拒絶している感覚とか・・・・」
すると、それまで無言だった奥様が莉沙の耳元で囁く。
「痛かったの?・・・それとも、痛いからこそ興奮したのかしら?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そう言われても、その時のことを詳しく覚えている訳ではなかったので、莉沙としては答えようがない。
「いよいよ、奥まで入って・・・クリと奥との同時責めね。
ほら・・・スイッチが入ったわ!」
「何も動かしていないだけなのに、あんなに乱れて・・・・よっぽど、凄いバイブなのね!」
「そうでもないみたい。あそこっ!・・・少しだけ、バイブを捩じっているんだ。左右にゆっくりと・・・だから、中の真珠玉が螺旋を描いて中を抉るようにして・・・・・」
「そんな言い方しないでっ!!・・・変に疼いてきちゃうじゃない。」
「良いんじゃありません!? これはOKとかNGとか、決まりがある訳じゃないんだし、興味があれば試してみれば!?
亜理紗さん、沢山、玩具も持っているはずだから・・・・」
すると、再び後ろの奥様が囁く。
「どうなの? あなたも疼くの? もう一度、私たちの前で、アレを使ってオナニーしてみたい? いいのよ、正直に言って・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「何っ!? そんなことまで・・・・・!?」
「でも、犯されるのが大好きなマゾ女って、口では嫌だといっても、お尻の穴を犯される喜びを知ってしまったら、抜け出せなくなるって・・・・」
「それは・・・・そもそも異物を中から出す専門の器官なんだから、その逆は本来の性器よりも違和感が強いし、レイプ感だって強くなる・・・って意味でしょう。」
「それにしても、見てられないわ!
あんなに嫌がっているじゃない。それを・・・分かっていながら、あんな責め方をするなんて・・・・・」
「ペニスバンドって・・・・単純な器具だけど、あれで女の締り具合や痙攣する感覚なんかが、ストレートに伝わって来るの。
犯しながらお尻を叩いても、キュンッと締めるのが分かるし、本気で嫌がっているのか、そうではないのかまで分かるわ。」
「あら、あら・・・・さっきまでのは、まるでお遊びね!
半狂乱って、まさにこんな感じ・・・・!バイブとアナル責めで、ここまで来るってしまうとは・・・当人は、この時のことを覚えていないかもしれないけど・・・・」
「それはそうかも・・・。
女の子の中には、二回目、三回目の絶頂は覚えていても、それ以降、記憶が無くなってしまうってことって、一人や二人じゃないし・・・・。そう言う、あなたも・・・・ね。」
「何なの・・・・止めてよ。」
「ほら、ほら・・・・莉沙さんは、そろそろ天国に逝きそうよ!!」
その声に、全員の会話が停まると、バイブのうねりを上げる音と莉沙の激しい息遣いや言葉にならない悲鳴が部屋に響き渡る。
そして・・・・遂にその時がやって来る!!
凄まじい絶頂と共に全身を痙攣させるのだが、その痙攣が小刻みに連続する。こうして意識さえまともに無いような状況で逝っただけではなく、尿道からおしっこが噴き出してしまう。そして、それが極太のバイブを伝い、内腿へと垂れていく。
一同、無言のママ見ていたのだが、それで終わりではなく、男が軽くバイブを引き出そうとした時にも、新たな痙攣が起こり、バイブを食い締めて放そうとはしない。
「確かに・・・・凄いショーね。
で・・・・・? 亜理紗。この後の趣向は・・・・?」
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