(ついに出たのか?)(こんな変態な事ばかりしているので、神の怒りに触れたのか??)私はおそる、おそる振り返った。
そこにいたのは、若いカップルの男の子の方だった・・・。
「すみません、またビックリさせる様な事してしまって・・・」
「マジビックリした~~、でもさっき帰ったはずじゃなかったっけ?」
「はい、1度帰ったんですけど、どうしてもさっきの奥様の事が頭から離れなくて戻って来ました。」
「戻って来るのは良いけど、こんなの彼女に知られたら怒られるだろ?」
「彼女?」
「そう!さっき一緒に居た子!」
「さっきのですか?」
「そう!」
「彼女じゃないですよ。先輩で友達です」
私の心の中は(何言ってるのか分からないです)状態でした。
「彼女じゃない?」
「はい」
「じゃあ、なぜこんな夜遅くなで2人でいるの?」
「友達なんで、夜の海を見に行こうって」
(何だ??おじさんには理解出来ないけど・・・)
「ま、まぁ、分かった、彼女じゃないし、ここに1人で来たって喧嘩にもならないって訳?」
「はい、全然大丈夫です。あの人彼氏さん居ますから(笑)」
(おじさんクラクラする~、理解できなくクラクラする~)
そんな事を心の中で思いながら
「それで、どうしたいんだい?」
「もし、奥さんとのプレイを続けるなら参加させて欲しいと思いまして・・・」
「う~ん、参加させてやりたいのは山々なんだけど、その穴から覗いてみな」
「うわ!何だあれ!!!」
「そうなんだよ、おじさん2人相手にして白目を剥いて気絶してしまっているから使い物にならないな、それにだんだん空も明るく
なって来たし、今回はお開きかな」
「そうなんですね・・・・、残念だ・・・・。」
めちゃめちゃ落ち込んで悔しがる若い男の子、見ていて可哀そうになってしまいました。
「そんな落ち込むなって(笑)今回はこれで終わりだけど、時間を取って会おうよ。その時は外じゃないけど、それでどう?」
「本当に連絡くれますか?」
「勿論、LINE交換をして。その代わり私達は1回きりのお遊びが多いから、次遊んだら終わりになってしまうかも、それでも良かった
連絡を入れるけど。」
「それで構いません。1回だけでもお願いします」
「分かった、分かったよ、じゃあ連絡するから」
「はい!!」
ヤンキーだけど律儀な若い子は、挨拶をしその場から離れて行った。
私は小屋に入り、意識がない妻の体をまだ触っているおじさん達に
「こんな人形みたくなってしまったら、もう今日はお開きですね。」
「そうだな」
おじさん2人も納得してくれた。
東屋に戻り、軽く妻に服を着せおじさん2人に挨拶をする。
「楽しかったですよ、有難う御座いました。」
「いや~礼を言うのは俺達の方だ、有難うな」
「では」
「じゃあな、奥さんも起きたら宜しく伝えてくれ」
「了解」
空が白々と明け始めた時間帯、私と妻は海岸を後にしました。
※元投稿はこちら >>